鴻巣市を中心に活動している「はちみつ屋さんBeeBee」。

非加熱・無添加、巣箱からダイレクトにしぼった純度100%の生はちみつが魅力のお店です。

2024年10月に養蜂現場に伺える「みつばち見学会」が開催され、参加してきました！　現場は、鴻巣市某所。当初、筆者のハチに対する印象は、「はちみつは体にいい」「ハチに刺されたら痛そう」でしたが、見学会後にはハチへの愛情が溢れんばかりになっていました。

少し緊張しながらも防護用具に身を包み、こちらの養蜂場のネットの中へとお邪魔します。

巣箱の下部の巣門からハチたちが出入りしています。中に入っていく働きバチはしっかり花の蜜を抱えています。ハチの巣といえば、軒下で見かけるような球体のものを想像します。この中にあの球体の巣が入っているのか？　と疑問に思っていると、巣箱が開けられました。

球体の巣ではなく、こちらは巣枠というものが箱に入っているそう。これがハチの巣になるのですね。

1枚取り出すと、たくさんのハチたちが忙しなく動いています。1つのハチの巣に、女王蜂は1匹。90%以上がはたらきバチで、残りがオスという構成。若いはたらきバチは巣の中で子育てや掃除などの内勤をこなし、ベテランになると、外に出て花粉や蜜などを集めに行くそうです。

ハチミツができるまでの流れは、はたらきバチが、花の蜜を「蜜胃」と呼ばれるハチの体内に蜜を貯める場所に一時的に保存し、巣に戻ってきます。そして、バトンリレーで巣房（六角形のハニカム）にはちみつを詰めていきます。最初はシャバシャバしているのですが、みつばち達が羽で風をおこし、水分が蒸発させることで、糖度が高く粘度のあるハチミツになります。ハチミツが完成した状態になると、みつばちが分泌するミツロウで蓋をかけるんだそうです！　キラキラしている部分は、美味しそうには見えますが、未完成とのことですよ。

ここで一口、味見をさせていただきます。サクッとした触感で、スプーンを刺すとジワッとはちみつが流れ出てきました。鮮度抜群の蜂蜜。今までに出会ったことのない味。爽やかな甘さでした。ずっとスプーンを口の中に入れておきたい気分になりました！　感動です！

はちみつと一言で言っても、どんな花から蜜を集めてくるかによってこんなに、色も違うんだそうです。もちろん味も、鼻に抜ける香りも別物。なぜこんなに違うのか。なぜそんなに都合よく「特定の花」の蜜をはたらきバチに取りに行かせられるのか。奥が深すぎて、参加後はハチへの興味が深々になること間違いないですよ。

世界的にみつばちが半減しているのはご存知でしょうか。アインシュタインは「ミツバチが絶滅したら、人類も４年で滅びる」という言葉を残していますが、ミツバチが植物の受粉することで、野菜などが作られるという恩恵を受けています。「はちみつ屋さん　BeeBee」では、ハチからはちみつを分けてもらうのと同時に、みつばちの生きやすい環境の為、蜜源植物を植える事業に力を入れています。活動は、インスタグラムで報告されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。

そんなハチにも優しいはちみつ屋さんBeeBeeの非加熱・無添加・純度100%の生はちみつは、酵素やビタミン・ミネラルなどの栄養素をたっぷり含んだ濃厚なはちみつです。

とろ〜り、きらきら輝くはちみつは、ひとくち食べると止まらなくなるのでご注意を。こちらは、百花蜜のはちみつです。

「はちみつ屋さんBeeBee」のはちみつはどこで買える？

はちみつ屋さんBeeBeeは、実店舗を持っていません。多くのマルシェなどに出店していますので、インスタグラムで出店情報をチェックしてみてください。はちみつに興味がある方は、ぜひ実際お話を聞いてからのご購入がおすすめです。また、鴻巣市内、市外でも販売を委託されているお店があります。こちらもインスタグラム等で発信されていますが、いくつかご案内します。

1店舗が、鴻巣市大間の花と絵の教室 フィオレガーロ。お教室が開かれている曜日に購入できます

2店舗目は、鴻巣市逆川のフローリストミミエデン。お花屋さんで可愛いお花に囲まれてはちみつが並んでいます。

委託先では、はちみつに対するご質問等への回答は難しいかと思いますので、やはり詳しくお話を聞くにはマルシェなどの出店先に赴くのがおすすめです。出会えた時にはぜひはちみつを手に取ってみくださいね。また、次回見学会も企画中とのことですので、ぜひ参加してみください！　知らなかったハチの世界、本当におもしろいですよ♪