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【産後クライシス】産後の夫婦関係。夫にムカつく!嫌いではないけど…離婚の危機!?

もあ指導しないゆる保健師

結婚して妊娠、出産。

幸せなはずなのに産後の夫婦関係がぎこちない…

夫に対してムカついてイライラしちゃう…

嫌いではないけどなんだか気持ち悪い。

もしかして離婚の危機!?

そんなことはありませんか?

最近、出産後のママからこんな相談をいただきました。

※守秘義務があるため、一部内容を変更しています。

※記事に本事例を使うことについて、相談者に承諾を得ております。

産後、指示待ちな夫にイライラしっぱなし

相談失礼します。

見た目も中身も大好きな彼と結婚し、妊娠、出産。

子どもが生まれてまさに幸せの絶頂!…と思っていました。

しかし、出産後3か月になりますが毎日旦那にイライラしています。

・夜間の授乳時に子どもが泣いても寝ていて起きない

・育児に関しては完全に指示待ち、自分から動くのが下手

・仕事の帰りが遅い

・この子は育てやすくてラクだねと言う

・飲み会に行ったり、友人と旅行に行ったりする

平日はまだ仕事を頑張ってくれているから…と言い聞かせていたのですが、土日でも指示待ちでなかなか動けない旦那にイライラが積もり積もって、ついに爆発してしまいました。

以来夫婦仲は険悪です。

どうしたらよいのでしょうか…

アドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

産後の夫婦関係、イライラもやもやの原因は愛情ホルモン

相談者のお母さん、毎日本当にお疲れ様です。

育児の負担は、一緒にいる時間が長い親にどうしても偏りがちです。

毎日育児を頑張っているからこそ、自分と旦那さんとの温度差が気になってしまうのでしょう。

仕事を頑張ってくれている、という配慮の言葉から、本当は相手の状況を思いやれる人柄なんだな、ということが伝わってきます。

さて、産後のイライラもやもやの原因、実は旦那さんの行動だけでなく、ママの脳で分泌されているあるホルモンの影響があります。

それは、オキシトシンという出産を促したり母乳をだしたりする働きのあるホルモン。

いとおしいものと触れ合うことでたくさん分泌されるため、別名愛情ホルモンとも呼ばれています。

産後、わが子といういとしさの塊と触れ合うことでガンガン出てくるオキシトシン。

これ、愛情ホルモンという名前ですが、別の側面ももっているのです。それが…

不快なストレスを与えられると、攻撃的になってしまうということ。

産後たくさん出ているオキシトシンには、不快なストレスを与えられることで母親の攻撃性を高める作用もあるのです。

また、オキシトシンというホルモンは記憶との結びつきが強いため、産後のうらみはなかなか忘れることができません。

産後、夫(パートナー)に対してイライラして自己嫌悪に陥っていませんか?

それは性格のせいではなく、状況とホルモンのせい!!!

そう思うと少し気持ちがラクになる気がしませんか?

イライラもやもや解消のために、感謝の気持ちを積極的に伝えよう!

オキシトシンには、心地よさが与えられれば愛情を深める作用もあります。

プラスにもマイナスにも働くということは、気持ちの持ち方や夫婦での声の掛け合い方がとても大切だということです。

はじめはわざとらしく、ギクシャクするかもしれません。

しかし、お互いに感謝の言葉を言い合ったり、褒めあったりすればするほど夫婦の間に笑顔が増えていくことを実感するでしょう。

想像してみましょう。

褒められるのと怒られるの、どっちが心地よいでしょうか。

当然、褒められる方がうれしいですよね。

そして、感謝されるとその感謝に応えたくなるのが人間というものです。

相手に感謝すること、ちょっとしたことでも褒めること。

これは、いますぐ実践できる夫婦仲改善のための方法であり、気分を上げる魔法の言葉です。

夫婦平等とは?パートナーは本当になにもしていないのか

実は、産後のイライラは私も経験があります。

出産後、私は夫にも自分と同じように子どもに関わってほしいと思っていました。

家事や育児を、平等にやってほしかったんです。

でも平等ってなんでしょうか?

思えば、育児のために仕事を休んでいる私のほうが、時間として長く子どもとかかわるのは当然のことです。

自問して気づいたのは、夫のできない部分にばかり目が行って、できていること、やってくれていることにはまったく目をむけようとしなかった自分がいたということです。

感謝しなくてはならないことは、夫を責めること以上にたくさんあったのです。

不満という感情は、他人に対するものと自分に対するものがあります。

他人に対するものを解消することは難しいです。

人をかえるのは容易なことではありません。

他人に関する解消できない不満をずっと抱えていると、ストレスがどんどん大きくなって考える力や判断力が低下してしまいます。

私はまさにこの状態に陥っていたように思います。

しかし、自分の現状に対する不満は自分を成長させるきっかけになりえるものです。

「自分は絶対に悪くない」

「○○してくれない相手が悪いんだ」

こういった思いを一度捨てて、

「自分にも何か問題がなかったかな?」

パートナーは、こんなことをしてくれているんだな

と考えることでイライラする気持ちが抑えられるようになります。

私は自分に問題点がなかったか考え、夫に感謝の言葉を積極的に伝えたり、具体的にやってほしいことをお願いしたりするようにしました。

そうすると、夫もだんだんかわってきました。

家族だからといって、以心伝心はありえません。

言葉にして伝えないと、伝わることはないのです。

夫婦の仲がよくなると、子どもにとって家庭が安心できる、安全基地になっていきます。

反対に、夫婦の仲が悪く喧嘩ばかりしていると、子どもの対人関係能力に悪影響があるという研究結果がでています。

生活や声かけの中に少しずつでも取り入れていくと、自分の気持ちも子どもの行動もガラッと変わります。

これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

指導しないゆる保健師

子どもの笑顔が増える楽メンタル☆.*子どもの理性を育てて、穏やかで充実した子育てライフを送ろう!脳科学×心理学、たくさんの家族と関わってきた経験をもとに子育てに役立つアレコレを発信していきます♪毎週金曜日21時30分更新(不定期更新あり)保健師&ライターとして活動中です(^-^)

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