「復興の想いを繋ぐ」豪華で華やかな行列を見てきました【那覇市】
先日告知記事で紹介した「首里城復興祭」の首里城の「古式行列」を見てきましたので、様子をお届けします。
守礼門付近で古式行列を見ました
「古式行列」は、琉球国王が国の安寧と五穀豊穣を祈願するため、首里城下にある3つのお寺を参詣する「三ヶ寺参詣行幸」の行列を再現したものです。首里城の奉神門から出発し、首里城下を練り歩きます。
私は古式行列の開始前に守礼門に到着しましたが、既にたくさんの方で賑わっています。
先導の姿が見えました。「国王様がお通りになります」の意味の先触れが聞こえました。
国王様と王妃様は首里城内を歩いています。一般公募から選ばれたお2人はこの日がお披露目でした。とても美しい方ですね。
たくさんのお供を従えています。
大きな赤い傘は涼傘(りゃんしゃん)と言います。傘としての実用性はなく、国王様が行列を行う際に揺らしながら進みます。
神女たちの行列も見えます。
国王様と王妃様が首里城の外へ
首里杜館(すいむいかん)で国王様と王妃様は御轎(うちゅー)と呼ばれる輿に乗ります。
昔はイケメン8人で輿を担いだようですが、今は輿の下に台が付いていて押して移動します。
国王様と王妃様が行列を行うにはたくさんの人々が必要だったわけで当時の琉球王朝の栄華が推測されますね。
現在の行列のお供役は首里にゆかりのある人々とか。首里城の中から鳥堀交差点あたりまでたくさんの見物客がいました。
龍潭通り(りゅうたんどおり)のあちこちには久しぶりに出店などもあり賑わっていました。やはり、お祭りはこうでなくちゃ!と思いました。来年以降もたくさんの方とお祭りを楽しみたいなと思いました。
「首里城復興祭」の基本情報
「首里城復興祭」は古式行列を中心に様々なプログラムがあります。日時と開催場所が異なりますので、ご注意ください。
古式行列
実施日時: 11月3日(金・祝) 12:50~15:30
場所: 首里城公園 奉神門~守礼門~龍潭通り
国王・王妃出御
実施日時: 11月4日(土) ①10:00~ ②11:00~ ③12:00~ (各回10分程度)
場所:首里城 奉神門前
琉球王朝絵巻行列
実施日時: 11月5日(日) 12:30~14:30
場所: 那覇市国際通り
この他にも首里城公園内で「琉球芸能公演」や「首里城復興 祈念ステージ」なども開催されます。