Yahoo!ニュース

【川崎市中原区】「大戸神社 菊花展」開催中#スプレーやダルマ、盆景など壮観の160株#展示は16日迄

なかじまひろこライター兼地域クリエイターズ(川崎市)

大戸神社の境内で、下小田中菊花会による「菊花展」が7日から開催中です。タウンニュースで知り、行ってみました。

立派な看板。菊が見事です!
立派な看板。菊が見事です!

菊花展を開催している「下小田中菊花会」は、川崎市の無形民俗文化財に指定されていて、大変驚きました。

「花卉栽培が地域の重要な産業であった下小田中地域で続く菊花会です。公式に開催したのは昭和49(1974)年からですが、始まりは戦後まで遡ります。現在は、11月頃に大戸神社の境内で展示を開催しています。」川崎市教育委員会ホームページより

長い歴史があるのですね。

ちょうど七五三のシーズンですね。菊たちもお祝いしてくれているようです。
ちょうど七五三のシーズンですね。菊たちもお祝いしてくれているようです。

境内の正面に、「祝七五三」の横断幕が貼られたテントがあり、中に菊の鉢が展示されていました。左右にも1つずつ展示のテントがあります。160鉢あるということでしたが、本当に壮観でした。

表彰された菊が前方に展示されていました。どの菊も素晴らしいですね。

前列の菊が厚物の厚走りです。
前列の菊が厚物の厚走りです。

以下の文は「公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会」のサイトを参照、引用しています。菊の区別や鑑賞するポイントを調べました。

大菊とは、花の直径が18cm以上のものをいいます。花の型によって「厚物(あつもの)」「管物(くだもの)」、「広物(ひろもの)」に分けます。厚物は更に「厚物」、「厚走り」、「大掴み」に分かれます。

こちらの菊は大菊の厚物の厚走り」です。厚物の花の下に袋状の真っ直ぐ長い走り弁が放射状に付いたものが良い花だそうです。花の下から出ている長い花びらが走り弁です。まるで花の台座のようで、花が大きく見えます。

中央のピンクの菊は直径18cm以上なので、大菊の管物で間管です。
中央のピンクの菊は直径18cm以上なので、大菊の管物で間管です。

こちらの菊は「管物(くだもの)」です。管状の花弁が長く真っ直ぐ伸びて、花弁の先は小さく固く玉巻き状となり、花芯の部分はカップ状か茶筅状になったものが良い花です。

管の大きさで「太管(ふとくだ)」、「間管(あいくだ)」、「細管(ほそくだ)」に分けます。「細管」より細いと「針管(はりくだ)」と分けるところもありました。

太管は、花弁の太さが3~5mm、間管は2~3mm、細管は1~2mm、針管は1mm以下が区別の目安です。

種類も仕立て方も黄色と白とでは違います。種類がよくわかりませんでした。
種類も仕立て方も黄色と白とでは違います。種類がよくわかりませんでした。

こちらはスプレー菊でしょうか?色も形も仕立て方も様々で、楽しいですね。

盆栽仕立ては風流でした。
盆栽仕立ては風流でした。

盆栽仕立ての小菊もありました。素敵ですね。

育ててかつ、きれいに仕立てる努力を尊敬します。
育ててかつ、きれいに仕立てる努力を尊敬します。

半球型に仕立ててあります。

少し調べただけで、菊の種類も仕立て方も沢山あることがわかり奥の深い世界だと感じました。一般に、花は手をかければかけるほどきれいに咲くといわれています。手塩にかけて育てた皆さまの労力を思いながら、美しく咲きほこる菊を見て、心がじんわりと温かくなりました。展示は16日までです。是非足を運んでみてくださいね。

info : 菊花展」2022年11月7日~16日

場所:大戸神社境内 

大戸神社住所:神奈川県川崎市中原区下小田中1丁目2-8

アクセス:武蔵中原駅から徒歩3分

https://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000121438.html

ライター兼地域クリエイターズ(川崎市)

おいしいものとお得な情報が大好きな主婦です。結婚してから川崎に住んで18年になります。コロナ禍で頑張っている地元のお店や地元民に人気のスポットなどをご紹介します。

なかじまひろこの最近の記事