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浦和レッズはチアゴの2Gで逆転も試合終了間際に2Gを許し、痛すぎる逆転負け

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田J1リーグ第22節。浦和レッズは年に一度の開催となる、歴史の詰まったホーム浦和駒場スタジアムに湘南ベルマーレを迎えての一戦となった。雷雨の影響で予定より30分遅れて、19時キックオフとなった。

試合は、前半からレッズがコントロールをして決定機を作るもゴールを決めることはできず、試合を先に動かしたのは湘南だった。32分、湘南がレッズのビルドアップを高い位置でボールを奪うと、MF山田直輝のスルーパスを受けたMF田中聡が左足を振り抜いて先制ゴールを決めた。前半は湘南が1点リードして折り返した。

後半、レッズはFWエカニット・パンヤに替えてFW前田直輝を投入して、攻勢をかける。53分、早い攻撃から右サイドからのクロスをMF渡邊凌磨がヘディングシュートを放つもGK正面で弾かれてしまう。

レッズは59分に、MF武田英寿に替えてMFサミュエル・グスタフソン、FWブライアン・リンセンに替えて、FWチアゴ・サンタナを投入すると、早々に交代が功を奏す。62分、レッズがボールを奪うと、サミュエル・グスタフソンの縦パスからスイッチが入り、MF渡邊凌磨のスルーパスをペナルティーエリアで受けたFWチアゴ・サンタナが左足を振り抜いて、同点ゴールを決めた。さらに73分、渡邊凌磨がボールを奪うと、そのまま前線に駆け上がり、チアゴ・サンタナにスルーパス。個のパスを受けて裏に抜け出たチアゴ・サンタナが冷静にゴールに流し込み、今シーズン9得点目でレッズが2-1と逆転した。

レッズの勝利目前化と思われた89分、湘南がセカンドボールを奪うと、MF石井久継が中央突破からレッズディフェンスを切り裂いてシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれて2-2の同点とした。さらにアディショナルタイム92分。湘南が中央から攻めると、ゴール前にいたFWルキアンがゴールを決めて3-2と湘南が再逆転。

このまま試合が終了して、湘南が試合終了間際の2ゴールで逆転勝ちを決めた。レッズとしては逆転した後の試合の締め方に大きな課題を残す試合となってしまった。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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