梅雨の時期ならではの日本の風景を愛でに~提灯に照らされた紫陽花が美しい磯山神社~
栃木県には紫陽花の名所が多く存在するが、ここ磯山神社は北関東有数の紫陽花の名所として知られる。
鳥居から本殿へ続く参道の両脇には紫陽花が咲き誇り、立ち並ぶ老樹との共演は見事だ。また夕方になると提灯が点灯し、ぼうっと照らされる紫陽花は、昼間とはまた異なる艶やかな雰囲気へと変わるのも興味深い。
地域によっては紫陽花も咲き終わる時期ではあるが、今年最後の紫陽花に出会いに磯山神社へ足を運んでみてはいかがだろう。
磯山神社
栃木県鹿沼市に鎮座する磯山神社は、社伝によると988年創建の古社である。
境内は老樹に囲まれ、暑い日も風が心地よく涼をとりながら森林浴をすることも可能だ。
主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。
家内安全、五穀豊穣、縁結びなどの御神徳を願い、多くの人々が参拝に訪れる。
初めて出会う紫陽花も!紫陽花の種類に興味を持つきっかけに
磯山神社では毎年6月中旬から7月上旬にかけて、28種2500株の紫陽花が見頃を迎え境内を彩る。
特に私が初めて出会ったピンク色のアナベルはとても繊細で可愛らしく、白色のアナベルと並んで咲く姿もまた綺麗だった。
紫陽花と提灯のコラボレーション!日本の梅雨らしい風景を愛でる
晴れた日の木漏れ日の中の紫陽花、雨の日の濡れた紫陽花どちらも良いが、夕方以降、提灯の優しい明かりに照らされた紫陽花もまた特別な表情を魅せてくれる。
提灯の点灯は明日(6月30日)までだが、この機会に昼間の紫陽花だけではなく夜の紫陽花を愛でてみるのも良いかもしれない。
紫陽花モチーフの御朱印もおすすめ!
紫陽花が描かれた御朱印も頒布されている。書置きの対応で、拝殿前に用意をしてくださっているので、参拝の記念に受けるのもおすすめだ。
『磯山神社あじさい祭り』
開催期間:2024年6月15日~6月30日
提灯点灯:18:00~20:00
※7月5日に紫陽花の剪定を行う予定
最後に
紫陽花は梅雨の鬱蒼とした気分を晴れやかにしてくれる存在だと思う。
曇りや雨が続いて気分が落ち込んだり、憂鬱なときは、近所に咲いている紫陽花を愛でに出かけてみるのも良いかもしれない。
磯山神社のあじさい祭りは明日まで。現在、一部咲き終わりはあるものの、紫陽花の見頃はまだ続いているようだ。
日光や宇都宮から車で30~40分ほどでアクセス可能な鹿沼市。そんな鹿沼の魅力の一つとして、磯山神社を訪れてみてはいかがだろう。
【基本情報】
磯山神社
住所:栃木県鹿沼市磯町66
アクセス:
・お車の場合
北関東自動車道「都賀IC」より約10分
東北自動車道「鹿沼IC」より約15分
・電車の場合
東武日光線「楡木駅」より徒歩約30分
駐車場:有(約40台)
社務所受付時間:9:00~17:00
【参考資料】
境内掲示文書
一般社団法人鹿沼市観光協会 鹿沼観光ガイド 鹿沼日和 「磯山神社あじさい祭り」
栃木県神社庁 「磯山神社」