「宿題しなさい!」言わなくても子どもが勉強してくれる勉強習慣の作り方を幼児教育講師が徹底解説
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回は『子どもの勉強を習慣化する方法』について、私の今までの経験で一番成功確率が高くオーソドックスな習慣化の形をお伝えしていきます。
基本は幼児〜小学校1年生の学習を中心に話していきますが、それ以降の年齢でもなかなか勉強が習慣化できない場合は通ずる部分があるかと思います。
方法や考え方を間違って後から大変になってしまうケースも多いので、まだ0歳のお子さんを子育てされている方もいざやろうという時の予習のつもりでぜひご覧いただけると嬉しいです!
▼動画で観たいという方はYouTubeでも配信していますのでこちらをご覧ください。
【勉強の習慣化における考え方】
まず具体的な話に入る前に考え方について先にお話ししていきます。具体的な方法も大事ですが、大枠の考え方をしっかりと持ってお子さんの勉強習慣化と向き合うことがさらに大事だと思っていますので、お付き合いください。
勉強と上手くつき合っていくために
お子さんがいくつであっても、勉強と向き合うときにまず1番考えなくてはいけないのが
『勉強嫌いにさせないこと』
学習は小学校から計算して9年〜16年間は付き合っていく日々の取り組みです。そしてもっと言えば社会に出てからも学習というものは絶え間なく続いていきます。それだけ長く付き合っていく『学習』というものが上手くいかなかったり、嫌いになってしまうと、子どもは長い間苦しんでしまう可能性もあります。
もちろん勉強は楽しいことばかりではありません。いくら好きであっても、辛いと感じることはあります。ですが完全に嫌いになり、拒否反応のような状態になってしまうのは避けたいところです。
これを考えないで習慣化だけにこだわって失敗してしまうケースを私は多かれ少なかれ見てきました。
やりたくないというモチベーションの中、半ば強制的に毎日勉強。一見習慣化しているように見えても、子どもはどんどん勉強が嫌いになっていく。そしてそれが小学校高学年や中学生以降に爆発して、全く勉強をしなくなる。このようなルートを辿らないようにしていきましょう。
習慣化へのサポート
強制的にやらせるのは良くないとはいえ、放っておいて子どもが自分で勉強をするようになることは期待しない方が賢明です。興味を持って自分から勉強することはあるとは思いますが、習慣化というレベルまで自ら持っていくことはほぼほぼあり得ません。
つまり最初は親が意識して習慣化のサポートをする必要があるということです。
学習習慣は他の生活習慣と同じで、幼少期に身につければ生涯に渡って子どもの生活を助けてくれます。
習慣化とは簡単にいうと「そんなに意識することなく、無理なくできるようになること」です。
やらないと気持ち悪い。落ち着かない。そんな状態が習慣になっている状態であり、学習もそのような状態まで持っていってあげるサポートが大切です。
【勉強の習慣化の基本】
それは『一緒に・短く・毎日』です。
「親子で一緒に勉強をして、長くやらず短い時間で終わらせ、それを毎日欠かさず行う」これが勉強習慣化の最大のポイントです。
ベストなタイミング
勉強をするのは『朝』が1番おすすめです。
朝が一番習慣化としては安定しやすいかと思いますが、お仕事の関係など様々な事情があると思いますから、夜の方が家族全員が揃ってみんなで勉強が習慣化できるということであれば夜でも構いません。
どうしてもみんな揃うことが難しければ、朝にお父さんかお母さんどちらかがお子様と一緒に勉強する。といったやり方でも大丈夫です。
取り組みのポイント
勉強の習慣づけを始めたばかりの頃は、朝起きたら「みんなでお勉強の時間だよ!」と促し、家族で3分〜5分だけ机に向かいそれぞれ自分のやることをします。
お子さんはプリントや読書、親も自分の勉強や読書をしたりと自己成長のための時間にしましょう。
お子さんがプリントなどでわからないところがあれば、その都度関わってあげます。そして5分経ったら「はい!頑張ったね!」と言って終わりにします。
習慣化の基本はこれだけです。あとはこれを継続していくことで、朝にみんなで勉強をしないことが気持ち悪くなっていき、習慣になっていきます。
ポイントは「みんなでお勉強の時間だよ!」という言い方で促すことです。勉強は自分だけがやるのではなく「家族みんなが当たり前にやることなんだ!」という意識をお子さんに持たせることが大切です。
歯磨きも食事も挨拶もお片付けもお風呂に入るものもみんなの習慣ですよね。みんなが習慣にしているから子どもも習慣にできるわけです。
ですから勉強をお子さんに習慣化させたいと考えたときに、まず一番考えないといけないのは『親が勉強を習慣化すること』です。これに尽きます。
これを聞いて「勉強習慣ってしんどいな」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、本来人間が何かを習慣化するということはそのくらいのレベルのことです。
ましてやまだ自制する力が弱い子どもであれば、習慣化は並大抵のことではありません。学習習慣を親自身が自分に対して習慣づけようとしている時に、その真剣さが子どもに伝わり、子どもも集中してやろうとするのです。
ここまでが基本の形の話でした。
できる限りできる範囲で実践してみてくださいね。後半はさらに掘り下げて習慣化のポイントを解説しますのでお楽しみに!