【沼津市】白塗りの女装した青年たちが勇ましくはやし立てる「天下の奇祭」大瀬まつり(4月4日開催)
こんにちは、静岡県沼津市在住ブロガー、ぴんちょすです。
ここでは僕が沼津市で出会った素敵なお店やイベント、美味しいものや楽しいことをシェアしていきます。
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毎年4月4日に、沼津市西浦江梨「大瀬神社」の例祭として開催される「大瀬(おせ)まつり」。
船に乗った青年たちが白塗りの化粧をして勇壮にはやし立てながら大瀬神社に参拝する「天下の奇祭」と呼ばれるお祭りが、今年2023年も開催されます!
古くから駿河湾の漁師のみなさまの信仰を一身に集めるという大瀬神社。
「駿河湾漁民の信仰の象徴、海の守護神との神として多くの人々の崇敬を集めると共に、海上安全を願う人々が赤い褌(写真右側の赤い布々)を奉納する風習」がある(大瀬海浜商業組合公式サイトより)とのこと。
そんな大瀬神社の例祭として毎年4月4日に開催されるのが「大瀬まつり」です。
このお祭り最大の見どころが、駿河湾一円の漁港から集まる漁船の数々。
近くは内浦・西浦・静浦、遠くは蒲原や由比といった駿河湾の漁港から、きらびやかに飾り立てられた漁船が大瀬神社に参拝するために集まり、豊漁と海上の安全を祈願する、というものです。
漁船に乗った漁師の青年たちは白塗りに長襦袢の化粧姿で「女装」して参拝船に乗る、というのがこのお祭りの独特なところ。
青年たちが「ちゃんちゃらおかし、ちゃらおかし」とはやし立て、扇子を手に踊りながら大瀬神社に向かう姿は「天下の奇祭」とも呼ばれています。
僕も2018年の開催時に生でその姿を観ましたが、本当に引き込まれるようでした。
また通常であれば同じ日に内浦漁港で「内浦漁港祭」も開催されます…が、新型コロナウイルス感染症の流行が始まった2020年からは開催されておらず、今年2023年も漁港祭は開催されないとのこと。
こちらも2018年に訪れたことがありましたが、福引などのイベントもあって大盛り上がり。
大瀬神社に参拝した内浦地区の漁船が内浦漁港に戻ってきて、さらにお祭りを盛り上げる、という本当に楽しいものでした。
というわけで今回は、2023年4月4日(火)に開催される「大瀬まつり」の話題。
きらびやかに飾られた漁船と、勇壮に踊りながらはやし立てる青年たちの声が響く「天下の奇祭」、お時間のある方はぜひ見に行ってみては!
ではまた!
イベント情報(大瀬海浜商業組合公式サイトより)
・大瀬まつり
・2023年4月4日(火)
・開催地:〒410-0244 静岡県沼津市西浦江梨329 大瀬神社
・大瀬まつり祭典:7:30~
・大瀬神社例祭:10:00~
・大瀬海浜商業組合による公式サイトはこちら