【初心者向け】あえてスローな時間を過ごしてみよう。毎週キャンプするキャンパーが解説。
自然の中でスローな時間を過ごすことは、日頃のストレスを忘れ日々の活力になります。キャンプでそんな過ごし方にチャレンジしてみませんか?
こんな1日
まずはイメージがわくようにタイムテーブルを挙げます。これは一例ですがこんな1日を過ごしてみましょう。
8:00 出発
9:00 途中で食材の買い出し
10:00 キャンプ場到着
10:15 軽食
10:30 設営
11:30 昼食の準備開始
12:30 昼食
13:30 不要なものから片付け
14:00 コーヒータイム
15:00 片付け
16:00 帰路
17:30 帰宅
これを見て、日帰りで食事してくつろいで帰るだけと思われるかもしれませんが、初めはこれでも意外に忙しいと感じるかもしれません。実はキャンプは面倒なことランキングがあればTOP10にはいるのではないかと思っています。初めから気合を入れすぎるとやることが多くて楽しめませんので、最初は欲張らずにいきましょう(ここ重要です!)。慣れてくれば手際が良くなりますのでよりゆっくり過ごせるようになります。
今回は敷居を低くするために、天候は晴れまたは曇り、風はあまりなく穏やかな日を想定します。実施する場合には天気予報をしっかりチェックしてください。
移動手段は車がベストですが、大き目のリュックがあれば電車移動も可能です。荷物が多くて運べなそうという方はキャンプ場のレンタルを利用するのが良いでしょう。タイムテーブルではキャンプ場まで1時間半程度を想定しています。
食事を作り外で味わうことをメインのイベントにします。時間は余裕を持って行動することが大切です。タイムテーブルでは、準備に1時間、食事に1時間とってありますので慌てる必要はありません。これだけの時間を使って食事をすることは日常生活ではなかなかないと思いますので、1つ1つの準備や作業を楽しみましょう。何事も急がずゆっくり。失敗してもまた次回があると思っておおらかな気持ちで進めましょう。
必要な道具・持っていくもの
次は必要な道具です。
まずはこれらを用意してください。ゆくゆくは1泊2日のキャンプでも使えるものです。
今後も続けてキャンプするかわからないという方は、キャンプ場のレンタルを利用するのも良いでしょう。特に車移動でない方は、タープ、調理器具、食器などはレンタルすると荷物が減って良いでしょう。
リビングスペース用
- タープ
- ポール2本、ロープ・ペグ8~10本、ペグハンマー
- テーブル
- イス
- レジャーシート
食事用
- 食材(肉、野菜、お米など)、夏場はクーラーボックスやクーラーバッグに入れて
- 軽食
- 調味料(塩コショウ、焼き肉のたれなどお好みで)
- 飲み物
- 食器(皿、コップなど)
- カトラリー(箸、スプーン、フォークなど)
- ごみ袋
- カセットコンロ、焼き肉プレート(家にあるもので可)
- 包丁、まな板
- キッチンペーパー
その他
- 応急セット(絆創膏、薬など)
- 虫よけ
- ウェットティッシュ
- ポケットティッシュ
- タオル
事前の準備
まずは、道具をそろえる必要があります。と言ってもカセットコンロや食器などは家にあるもので十分です。家にあるものはそれで済ませましょう。道具は徐々にそろえればよいです。少しずつそろえていくのも楽しみのひとつです。
あとは、キャンプ場の予約。日帰りキャンプの場合には、「デイキャンプ」で検索するとたくさん出てくると思います。キャンプ場は山、川、海、お好きなところをどうぞ。
順番に道具について説明します。
まずはリビングスペース(くつろぐ場所)に必要なものから。
「タープってなに?」という方も多いと思いますが、簡単に言えば四角い布です。日よけに使用します。日よけ以外にも風よけ、雨除けにもなりますが、まずは晴れていると暑いため日よけに使うと思ってください。
タープもいろいろありますが、お手頃価格のものは、ポリエステル製の6角形の形をしたヘキサタープです。お好みで5角形や正方形のものでも良いでしょう。大きさは人数によりますが、一人なら3m x 3mの正方形のものでも十分でしょう。
ポリエステル製でも、UVカットできるものや裏地にシルバーコーティングされているものがあります。(この記事のサムネイル画像は5角形のものです。)
あとは、タープ下に置くテーブルとイス。家でいうとリビングだと考えていただれれば良いです。食事とくつろぐ場所になります。最初はホームセンターなどで売っている安いもので良いと思います。ロープとペグはタープに付属している場合が多いです。ペグは大きい釘のようなものでタープやロープを地面に固定するものです。ペグハンマーは家に金づちがあればとりあえずそれでも良いでしょう。なければ100円ショップでゴムハンマーなどを用意してください。
事前にYouTubeなどでタープの張り方は勉強しておきましょう。やはり動画はわかりやすいです。「タープ 張り方」で検索するとたくさん出てくると思います。
キャンプ場に到着
キャンプ場に到着したらまずは軽く腹ごしらえ。軽食として持ってきたサンドイッチなどを食べながら周りを見てどこにタープをどのような向きで張るかを決めます。ついでにトイレの位置などキャンプ場内の設備も確認しておきましょう。
一息ついたら設営です。
設営の順番は、
- タープ張り
- テーブル、イスを設置
- 調理器具、食器などを出す
が良いでしょう。タープを最初に張るのは、位置決めと日よけできるところを作るためです。なお、片付けはこの逆順がおすすめです。
タープは日よけになる向きを考慮して、イスやテーブルは景色を考慮して配置してください。
他の荷物はタープの下にレジャーシートを敷いてその上に置いておきます。
昼食をとる
設営が終わったら昼食の準備です。
と言ってもカセットコンロで肉と野菜を焼いて食べるだけですので、難しいことは何もありません。準備としては、テーブルにコンロや食器を並べたり食材を切ったりするぐらいです。
手間を省くならカット野菜にするか、家で切った野菜を持ってくれば包丁もまな板も不要です。(包丁を持ってくるときには銃刀法違反に気を付けて、念のためタオルなどで巻いてすぐに取り出せないところに仕舞って持っていきましょう。)
ごはんも炊いてあるものを購入するか、家で炊いたものを持っていけば手間を省けます。炊き立てが食べたい、炊飯してみたいという方は、メスティンという飯盒(はんごう)を購入して現地で炊いても良いでしょう。
食事も時間をかけて楽しみます。
お肉を1,2枚焼いて食べたら、次を焼くという感じで。
自然を感じながらお肉の味を堪能しましょう。きっと家で同じことをするよりも数段おいしく感じることでしょう。
食事が終わったら使ったものを片付けておきます。洗うのが面倒ならキッチンペーパーで拭き取るだけにして帰宅後に洗ってもOKですよ。
最後に全て片付けるのでも良いですが、少しでも使わなくなったものを片付けておくと後が楽です。
食事のあとは
余った時間は好きに過ごしましょう。
川があれば川遊びなど自然を楽しんだり、キャンプ場を散歩したり、コーヒーや紅茶など好きな飲み物を飲んだり、読書や、タブレットでドラマや映画鑑賞をしてもかまいません。
日光浴をしても昼寝をしても良いでしょう。
ここで何をするかの準備は必要ですが、あまり欲張らない方が良いです。わたしもタブレットに映画をダウンロードしておいて、結局何も見ないで帰ることも多いです。何もせずのんびりしてもいいやぐらいの気持ちでも良いと思います。
片付け
最後は片付けです。
設営と逆順にすると良いでしょう。タープを最後に片付けると片付けの最中の日よけにもなります。わたしは椅子だけを残しておいて片付けが終わった後にコーヒーを飲んでから帰ることも多いです。片付けの際もゆっくり過ごしましょう。
片付け終わったら帰宅です。
家に無事に帰るまでがキャンプです。車の方は安全運転で帰りましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んだだけでは魅力が十分伝わらないかもしれませんが
少しでも興味を持たれた方はぜひトライしてみてください。
やってみるとわかりますが、いろいろうまくいかないことが出てくると思います。次回はもっとこうしたい、こんなことがやりたいと思えればしめたもの。それで楽しさがわかれば、キャンプ用の調理器具や食器をそろええるもよし、泊まりのキャンプに挑戦するもよし。
この記事がきっかけで、キャンプが豊かな生活の一部になると幸いです。
他にもキャンプ記事を書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。