【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part350:風邪じゃないモムサルって?他
みなさん、こんにちは~!
今日はご訪問、ありがとうございます。
このシリーズでは、韓国ドラマを見ているときに気になる、韓国の人たちのちょっと不思議な行動やセリフなどをたくさん取り上げています。
また、その行動やセリフにつながる韓国の文化や社会事情なども楽しく紹介していますよ^^
興味のある方は、ぜひ、一度読んでみてくださいね☆
さぁ!今日はどんな不思議が出てくるのでしょうか~?
さっそくご覧ください♪
ひとつめはこちらです!
「韓国人にしか分からない?몸살(モムサル)ってなに?」
今日は、日本人には分かりづらい韓国の「風邪」についてお話したいと思います。
韓国語には、「감기(カムギ)」という言葉があります。これは「風邪」という意味です。
また、「몸살(モムサル)」という言葉もあります。
実は、これも日本語では「風邪」という意味になります。
日本語にするとどちらも「風邪」という意味ではあるのですが、韓国の人たちからすると「감기(カムギ)」と「몸살(モムサル)」は別物だというんですね。
しかし、その違いが日本人には非常に分かりづらいんです!
日本で一般的によくいわれる風邪の症状といえば、のどの痛みや咳、鼻水や頭痛、悪寒、発熱などがありますね。また、場合によっては関節痛や倦怠感が出ることもあります。
このような症状は、韓国語でいう「감기(カムギ)」にあたります。
それでは、「몸살(モムサル)」の場合にはどんな症状が出るのか見てみましょう。
代表的な症状は、悪寒や頭痛、関節痛、倦怠感、腕や脚の疼痛などといわれています。
この症状を見ると、日本人なら風邪のひきはじめかなと思いそうですよね。
ただ、「몸살(モムサル)」の場合には、のどの痛みや咳、鼻水や発熱といった症状はないことが多いそうです。
ここが普通の風邪と見分けるポイントでしょうか。
ドラマを見ていると、日本語字幕では「風邪」と出ているのですが、セリフを聞いてみると「몸살(モムサル)」と言っていることがよくあります。
「몸살(モムサル)」の症状が出る前の状況を見てみると、寝る間も惜しんで働いていたり、無理をし過ぎていたりするシーンが必ずといっていいほど出ています。
そうした極度の疲労によって引き起こされるのが「몸살(モムサル)」なんですね。
この状態からさらに悪化して、発熱やのどの痛みなどの風邪症状が加わった場合は「몸살감기(モムサルカムギ)」といいます。
こうなると日本人には、もはや風邪なんだか「몸살(モムサル)」なんだか訳がわからなくなってしまいますが…
整理してみると、風邪の場合は最初からのどの痛みや発熱などの症状が見られる。
「몸살(モムサル)」の場合は、疲労の蓄積→悪寒や関節痛、倦怠感だけ→さらにのどの痛みや発熱も加わる、といった感じでしょうか。
う~ん、こうして整理してみても日本人からすると風邪の初期症状との違いがよくわからない気がします笑
そんな「몸살(モムサル)」の対処法は、身体をよく温めて、ゆっくりと休むこと。
また、「쌍화탕(サンファタン)」という漢方のドリンク剤を飲むのも効果的です。
韓国の伝統茶には「쌍화차(サンファチャ)」というものもあって、昔から身体を温めるものとして身近な存在です。
日本人には症状の見分けが難しいですが、韓国ではこのような方法で「몸살(モムサル)」を治すんですね!
つぎはこちらです~
「風邪のときだけじゃない!バリエーション豊富な韓国のお粥!」
消化の良いお粥は、風邪や体調不良のときによく食べられますね。
韓国では体調不良時にはもちろんのこと、それ以外のときでもお粥はよく食べられているんですよ!
韓国には、お粥の専門店が数多くあります。
テイクアウトだけのお店もありますが、なんとお粥レストランもあるんですよ!
日本でお粥専門店というのはあまり聞くことがないので、なんだか新鮮ですね。
日本のお粥と韓国のお粥は、お米の粒感に違いが見られます。
日本のお粥はお米の粒感が分かりますが、韓国のお粥はお米の粒感はほとんどなく、どちらかといえばペーストに近いものが多いです。
また、韓国のお粥は種類がとても多いという特徴もあります。
野菜粥、かぼちゃ粥、小豆粥が定番ですが、アワビの身や肝を使ったアワビ粥も有名です。
アワビ粥なんて、とても贅沢な感じがしますね!
アワビのほかにも、牡蛎やカニなどを使った豪華なお粥が韓国には多いんですよ~!
子供の受験を巡るセレブ妻たちの戦いを描いた「SKYキャッスル」というドラマ、みなさんはもうご覧になりましたか?日本でもリメイクされて話題ですよね!
このドラマのなかに、お粥レストランで食事をするシーンが出てきます。
ここでは、カニの身が贅沢にたっぷりと使われているお粥を食べていましたよ。
さすがセレブ妻たちの集まりといった感じですね!
このシーンをよく見ると、お粥のほかにキムチやイカの塩辛などが入った小鉢がいくつか添えられているのが分かります。
日本ではあっさりとしたイメージのあるお粥ですが、韓国ではこのようなしっかりした味の付け合わせも出てくるので、お粥とは思えないくらい十分な食べ応えがありますよ。
旅行などで韓国に行く際は、韓国ならではのお粥を味わってみてはいかがでしょうか~?
いかがでしたか?
韓国ドラマは、ただ鑑賞するだけでも楽しいですが、こうしたちょっとした不思議を見つけて深掘りしてみると、さらに面白い発見がありますね。
次回もまた、韓国ドラマの不思議をジャンジャン深掘りしていきますよ!
どうぞ、お楽しみに^^
ーーー
今回の記事で韓国・韓国語に関心を持たれた方がいましたら、YouTubeで私と一緒に韓国語を学んでみませんか?
全くのゼロからでも学べる、無料の韓国語講座を配信中です!