【蕨市】「猫の日」にちなんで、「ねこネットワーク」代表・鈴木智恵さんインタビュー!
猫の鳴き声「にゃーにゃーにゃー」の語呂合わせから、2月22日は「猫の日」に制定されています。
そんな「猫の日」にちなんで、埼玉県蕨市に拠点を置く動物愛護団体「ねこネットワーク」代表の鈴木智恵さん(以下、鈴木さん)にインタビューを実施!
「ねこネットワーク」を起ち上げた理由や、現在行っている「ペットフードドライブ」について話をうかがいました。
「ねこネットワーク」とは?
ーやっぱり鈴木さんは猫が好きなんですか?
鈴木さん:生まれたときから実家に猫がいて、ずっと猫と一緒に暮らす生活をしてきました。猫がいない生活は想像できないぐらい、ずっと身近な存在です。
仕事をするようになってからキャットシッター、ペットシッターという仕事を知って「こんな素敵な仕事があるんだな」と思いました。
ーそれで、まずはキャットシッターから始められたんですね!
鈴木さん:そうなんです。キャットシッターになると、愛猫家さんから色々な相談を受けるようになりました。それこそ、ペットフードの問題とか。
その後、もっと猫に対する活動を強化したいと考えるようになり、保護猫・地域猫活動をする動物愛護団体や個人ボランティアの方々の支援を行う「ねこネットワーク」を起ち上げました。
余っているペットフードを被災地へ届ける「ペットフードドライブ」実施中!
「ねこネコネットワーク」では、現在「令和6年能登半島地震」に被災したペットのための「ペットフードドライブ」を実施中。「蕨市民体育館」「蕨市立図書館」「蕨市役所」の3カ所に設置したペットフードドライブボックスでペットフード等の寄付を受け付けています。
ーペットフードドライブを開始してからの反響等はいかがですか?
鈴木さん:ペットフードドライブは、元々、地域猫活動をしている方々に集めたペットフードを届けることを念頭にしたアイデアでした。
それを「令和6年能登半島地震」に被災したペットのために行うと決めて、予想を大きく上回る反響をいただいています。
埼玉県外からも集まる寄付
鈴木さん:当初は近隣の方々から余っているペットフードの寄付を募るイメージでした。
しかしいざ始めてみると、ペットフードドライブボックスには日々たくさんの寄付が集まって、中にはわざわざ新品を購入したペットフードを届けてくれた方もいました。
ネットニュースを見て知ったと、埼玉県外から郵送で送ってくださる方もいます。
ー県外からも? それはすごい反響ですね!
鈴木さん:東京都や千葉県、神奈川県からが中心ですが、遠方だと滋賀県から郵送で届けてくださった方もいます。
そのまま置いておいたらゴミになってしまうペットフードも、こうして必要としている方に届けられれば、無駄にしないで活用できるんです。
広がるネットワーク
鈴木さん:これも想像していなかったことですが、蕨市でドッグセラピーをされている方や、トリミングサロンをされている方から「何か協力できることがあれば」と連絡をいただき、それぞれのネットワークに拡散してくださいました。
こうして近隣の方々とつながれたことは嬉しいことですね。今後の活動の幅も広がりそうです。
また「現地はまだ寒いだろうから」と、ペット用の服もいただきました。こちらも寄付いただいたペットフードと一緒に被災地へ届ける予定です。
受入先と、お届け時期について調整中
ー集まったペットフードは、今後どんなスケジュールで、どこへ届けられる予定ですか?
鈴木さん:想像を超える量の寄付が集まったので、現地へは自分たちの手で直接届ける予定です。
お届け先や具体的な時期は、石川県や、石川県の動物愛護推進員、現地で活動する団体と調整しています。現地の倉庫の空き状況を見つつ先方の負担にならないようにしています。
ペットフードドライブは、3月31日(日)まで設置!
ペットフードドライブボックスは、「蕨市民体育館」「蕨市立図書館」「蕨市役所」の3カ所で2024年3月31日(日)まで設置されています。また、受け付けているペットフードには以下の条件があります。
・犬および猫用のペットフードであること(受け入れ側の都合により)
・未開封であること
・賞味期限内であること
上記3つの条件をクリアしていれば、缶詰1個、パウチ1個単位が可能。未使用のペットシート(開封済み可)の寄付も受け付けています。
ドライフードについては大口の支援が届いておりますが、オヤツやウェットフード、ペットシートが不足しているようです。
また、寄付されたペットフードの中には、一部賞味期限を過ぎたものも含まれていました。上記の条件をクリアしているか否か、確認してから寄付を行うようにしましょう。
読者の方々へメッセージ
鈴木さん:地震のニュースを見て何かしたいともどかしい気持ちで見守っていた方は多いと思います。今回の寄付は、そんな方々が少しでも役に立てればと行動してくれたんだと思っています。
私たちが「ありがとうございます」と言うのも少し違うかもしれませんが、寄付をしてくれた方々、ペットフードドライブの情報を拡散してくれた方々の気持ちを、集まったペットフードとともに責任もって被災地へと届けてまいります。
被災地では、ペット用品もまだまだ支援が必要です。
当活動の経過や結果は、必ず皆さまにご報告いたしますので、これからも見守っていただければ幸いです。
寄付の受付は2024年3月31日(日)まで。
ご自宅に余ったペットフードがある方は、「ねこネットワーク」を通じて被災地のペットへの寄付を検討してみてはいかがでしょうか?
【ペットフードドライブボックス設置場所】
蕨市民体育館
住所:埼玉県蕨市北町1-27-15
蕨市立図書館
住所:埼玉県蕨市南町1-12-1
蕨市役所
住所:埼玉県蕨市中央5-14-15
※ともに設置期間は2024年3月31日(日)まで