【蕨市】蕨市出身の佐藤貴章さんが、約12年前の約束を果たすため「蕨駅西口路上ライブ」を再開!
佐藤貴章さんが5年ぶりに「蕨駅西口路上ライブ」を再開!
蕨市出身のシンガー“シュガー”こと佐藤貴章さん(以下、佐藤さん)が、2024年11月9日より5年ぶりに「蕨駅西口路上ライブ」を再開しています。
佐藤さんが初めて「蕨駅西口路上ライブ」を行ったのは2009年8月。「わらび機まつり」のライブスタッフの方から
「駅前で路上ライブやってみたら?」
と言われたのをきっかけに、当時はほぼ毎日、蕨駅西口に立ち路上ライブを行っていました。
戸田市・蕨市で人気急上昇中のロックバンド「竹田バンド」のタンバリン担当としても活躍中の佐藤さんは、なぜ5年間という長い期間を経て「蕨駅西口路上ライブ」を再開したのでしょうか?
その理由について聞いてみました!
約12年前の約束を果たすために、500回を目指す。
冷たい風が吹き抜ける2024年12月某日の蕨駅西口。そこには一人で路上ライブの準備をする佐藤さんがいました。
佐藤さんは生まれも育ちも蕨市という生粋の蕨人。毎回路上ライブが始まる前には、自身で考案した「蕨ポーズ」をしながら、現場にいた方に記念撮影をしてもらっています。
この日のカメラマンは、僭越ながら筆者が務めさせていただきました。
佐藤さんが「蕨駅西口路上ライブ」再開を決意したのは2024年10月末のこと。知人と将来の目標について語り合ったことで、約12年前の約束を思い出しました。
遡ること2013年2月。佐藤さんは「キャリア教育講演会」の講師として「蕨市立西小学校」に招かれました。そこで当時の小学6年生の児童に向かい「夢見ることの大切さ」を熱く語ったのです。そして、「蕨駅西口路上ライブ 500回」達成を約束したのです。
そのことを思い出した佐藤さんは、早速その翌週から路上ライブを再開。約束の500回を再び目指すことにしました。
毎週火・木・金曜日の18時30分頃から行っている「蕨駅西口路上ライブ」は、2024年12月13日の時点で451回を記録。2025年春頃に目標の500回を達成する予定です。
そして路上ライブを再開した佐藤さんには、密かに楽しみにしていることがあるといいます。それは、佐藤さんが「蕨駅西口路上ライブ 500回」を誓った人たちとの再会です。中でも平成24年度(2012年度)に「蕨市立西小学校」へ通っていた当時の6年生たちとの再会を楽しみにしているといいます。
「当時(平成24年度)の6年生だから、今は24歳ぐらいですか? 講演会の後にもらった手紙には、たくさんの子どもたちが自分の夢について書いてくれました。手紙は今も大事に持っていて、1枚1枚読み返すことがあります。
もしかしたら、蕨のまちですれ違ったこともあるかもしれないけど、再会できたら今の夢についても話してみたいですね。誰か偶然にでも路上ライブ中に通りかかって、声をかけてくれないかと楽しみにしています。」(佐藤さん)
路上ライブは、毎週火・木・金の18時30分頃スタート!
佐藤さんの「蕨駅西口路上ライブ」は、毎週火・木・金の18時30分頃からスタート。佐藤さんが作詞作曲したオリジナル曲などを約1時間で披露します。
代表曲は、蕨のまちや歴史を歌い「蕨商工会議所青年部PRソング」にもなっている「わらび道中」や、人と人とのつながりの大切さを歌った「えんのき」など。
佐藤さんが歌う姿を動画で撮影する方。
曲が終わるごとに拍手を送る方。
ふと足を止めて路上ライブに見入る方。
少し離れた場所からこっちの様子をうかがう方など、周囲にいる方の反応も様々。
「新しい出会いがあったり、再会があったり、人との縁を感じることもたくさんあります。路上ライブ、楽しいですよ!」
佐藤さんは人懐っこい笑顔でそう話します。
佐藤さんが「蕨駅西口路上ライブ 500回目」を達成する日と、密かに楽しみにしているという約12年ぶりの再会が果たされる日が、今から楽しみでなりません。
【展示情報】
佐藤貴章 蕨駅西口路上ライブ
開催日時:毎週火・木・金曜日 18時30分頃~19時30分頃まで
※天候等により中止の場合はInstagramにて発信
会場:蕨駅西口ロータリー周辺
埼玉県蕨市中央1-23 周辺