【富士市】ボリュームランチが大人気。中国人店主を応援したくなる中華料理店《鴻運来》
手頃な価格で本格的な中華料理が楽しめる鴻運来(コウウンライ)は、2020年11月1日にオープンしました。
ボリューム満点でお手頃価格、そして何より美味しいので、近隣の方達を中心に人気のお店です。
正面に富士山がよく見える 「左富士」交差点の角にあります。
広い店内は、ひとりでも過ごしやすいカウンター席、6人でもゆったり座れるテーブル席、そして小さなお子さんがいる家族には嬉しい畳の席もあります。
大人数にも対応できるので、宴会も可能です。
オーナーご夫妻は込み入った日本語はまだ不得手なので、今回は私の友人の王さん&絹ちゃんご夫妻に通訳をお願いしてお店を訪問しました。2人ともありがとう!
オーナー夫妻は中国のハルビン出身
お二人は、中国の最北端にある黒龍江省ハルビン(哈爾浜)市の出身。ヨーロッパ風の建物が並び、「極東のパリ」と呼ばれ、アジアとヨーロッパの文化が交わる美しい街です。
奥様のお姉さんが日本人と結婚して静岡在住だったことから、以前から日本に興味があったのだそうです。
ご主人はハルビンで料理人をしており、日本で中華料理店を開くことを目標に頑張っていました。そして縁あって2018年に日本移住することになりました。
家族3人で日本語はほぼゼロからのスタート
当時中学生だった娘さんと3人で移住し、ほとんど日本語を知らないままのスタートだったそうです。特に中学校に通う娘さんの言葉の苦労は相当なものだったと思いますが、周りの人が優しくサポートしてくれたおかげでどんどん日本に馴染み、今は大学生になりました。大学院を目指して猛勉強中だそうです。がんばって!
ハルビン料理は「粉」の食文化
今回は特別にハルビンで食べている家庭料理を出してくれました(メニューにはありません)。
ハルビンではお米をほとんど食べず、小麦粉やトウモロコシ粉を中心とした「粉」の食文化なのだそうです。ロシアがすぐ隣という寒い地域なので(冬はマイナス40度近い!)、煮込み料理も好まれるそうです。
まずはとうもろこしの粉、ほうれん草の粉、紅芋の粉を使ったパンが登場。
中央には、インゲン、エリンギ、豚肉を刻んだ炒め物。
パンの中央は穴が空いていて、ここに炒め物を入れて食べます。
肉まんのような甘じょっぱい、ホッとする味です。
ゴーヤの炒め物
これも北東部ではよく食べられる家庭料理だそうです。
ゴーヤは私はあまり得意ではないのですが、これは味付けに甘味があって美味しく食べられました。さきほどのパンともよく合います。
野菜は家庭菜園のものも多いんです
キュウリやピーマン、インゲン、トマトなどの多くはご夫妻が菜園で育てたものを使っているそうです。
収穫したばかりの野菜なので、新鮮でシャキシャキです!
メニューの一部を紹介
どれも低価格で満腹になるセットばかりですよ。
◆人気メニュー トップ10を聞いてみました◆
- ニラレバ
- 回鍋肉
- 麻婆豆腐
- 青椒肉絲
- 麻婆茄子
- 酢豚
- エビチリ
- 冷やしラーメン
- 唐揚げ
- 豚肉とキクラゲの炒め物
ニラレバが一番人気なんですって! ちょっと意外?
今度食べてみようっと。
今の時期は冷やしラーメンが大人気です
今の時期は冷やし中華がよく出るのですが、このタレが大人気!
醤油ダレと胡麻ダレが合わさった、ご主人オリジナルの調合。
入店するやいなや「冷やし中華ね!」と毎回頼む常連さんも多いのだそうです。
お得なセットメニュー
夜も定食が人気
他にもラーメンセット、つけ麺セット、ビールとおつまみのちょい飲みセットなどたくさんあります。
お盆の集まりは食べ飲み放題がおすすめ!
味付けは日本人向けにしています
お客さんからも意見を聞いたり、日本に住んでいる中国人に相談したりして研究しながら、基本的には日本人の好む中華料理の味付けにしているそうです。
「お客さんの好みはそれぞれですが、意見を聞きながら味を調整するのも楽しいです。」
「お客さんが帰りがけに"おいしかったよ"と言って笑顔を見せてくれるのが私たちのやりがいです」と奥さん。
忙しくて家に帰ったら寝るだけの生活になりがちで日本語を深く勉強する時間がないのですが、少しでも多くお客さんと意思疎通ができるようにしていきたいと思っているそうです。
『私たちの料理でお客さんに満腹&笑顔になってもらいたい』と語る楊(ヤン)さんご夫婦とお話をして、ますます応援したくなりました!
中華料理【鴻運来】(こううんらい)
富士市荒田島170-1
営業時間 :平日 11:00~14:00 / 17:00〜23:00
土日祝 11:00~15:00 / 17:00〜23:00
定休日:毎月第1・第3月曜日
※8月の定休日は5日と19日
電話 0545-57-2626
駐車場 10台
支払い方法:現金、PayPay