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R-1王者にさらなる悲劇!仕事ないばかりか…

中西正男芸能記者

お笑いタレント・三浦マイルドが18日、大阪市内で行われた、山形・寒河江フェア内のイベント「さくらんぼの種吹きとばし大会」に出場した。マイルド以外にもお笑いコンビ「COWCOW」、アイドルグループ「NMB48」らも参加したが、マイルドだけ明らかに目の色が違った。そこには大きな理由があったのだ。

マイルドといえば、2月に行われたピン芸人No.1決定戦「R-1ぐらんぷり2013」で優勝。翌日から仕事のオファーが舞い込み、一躍、注目の人となった。

しかし、「R-1」では武器になった強烈なルックスが、タレントとしてはあだになり、テレビ局スタッフからは「たとえば、グルメリポートをしてもらっても、食べ物ではなくマイルドさんに目が行ってしまう。ルックスが、もう少し“マイルド”だったらいいんですが…」との声が。

“二周目”はなかった

結果、単発ゲストでは呼ばれても、レギュラーとしての起用には結びつかず、実際、マイルドも「優勝を受けて、ひと通りいろいろな番組に出してもらったのですが、いわゆる“二周目”がありませんでして…」と嘆く状況になっている。

優勝直後は休みが全くない状況だったが、現在は週に3日は休み。「R-1」優勝を受けて、4月30日には7年続けたハムの試食販売員のアルバイトを“卒業”したばかりだが「今は家でボーッとしていることが多いので、思いっきりバイトできます」と悲しい誤算も生んでいる。

そんな中で、15日に行われた「…種吹きとばし大会」の記者会見で、マイルドは会見に同席していた吉本興業の吉野伊佐男会長に「大会で優勝したら、レギュラーを2本ください!!」と直談判をした。

マイルドの迫力におされて吉野会長も了承し、迎えたこの日の大会。結果は、優勝はおろか、成人の標準記録(12m)にも及ばない10m15cm。さくらんぼの種とともに、レギュラーゲットの夢も吹きとんでしまった。

仕事のストレスからか…

ピン芸人として最高の栄冠を勝ち得たにもかかわらず、苦難の道を歩んでいるマイルドだが、この状況がさらなる悲劇を招いている。

ついに抜け毛の悲劇にも襲われている三浦マイルド
ついに抜け毛の悲劇にも襲われている三浦マイルド

「マイルドさん、仕事絡みのストレスからか、ここにきて抜け毛に悩んでいるんです。確かに『R-1』優勝直後と、今を見比べてみると、垂れ下がっている前髪の量が減り、頭皮の露出面積も確実に大きくなっている。実は、ひそかに、植毛まで考えているらしいです」(関西を拠点に活動する番組制作スタッフ)。

とはいえ、「猿岩石」として“時の人”となり、不遇時代を経て、再ブレイクした有吉弘行が示すように、さらなるジャンプアップのためには“しゃがむ”時期が必要なことも事実。

「とにかく人気者になりたいんです…」というマイルドの切実な叫びが実現する日を待ちたい。

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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