【松山市】2024年10月1日から伊予鉄道、伊予鉄バスの運賃引き上げ。キャッシュレス決済で割引あり。
伊予鉄道と伊予鉄バスが、予定通り2024年10月1日から運賃の引き上げ実施を確定したと発表がありました。2024年5月末に運賃上限変更を四国運輸に申請していましたが、それが認可された形です。
どのくらいの値上げ?
郊外・市内電車の初乗り運賃は200円から230円に。郊外の各区間は一律30円アップしています。路線バスは初乗り運賃は220円から250円に。その他対キロ区間運賃は20円~70円引き上げられます。→伊予鉄公式ホームページ旅客運賃上限変更認可申請について
2023年も値上げしている
伊予鉄道と伊予鉄バスは、2023年10月1日にも値上げしています。市内電車、郊外電車ともに初乗り運賃が20円引き上げられ、初乗り運賃200円に。路線バスは40円の値上げ、220円になりました。エネルギー価格の値上がり、長期的な人口減少に伴う減収への懸念による値上げ。新型低床車両の市内電車やEV車両のバスの導入など、サービス面も向上していくという発表も同時にありました。実際、新型LRT車両もEV車両も増えています。
今回の値上げで伊予鉄が推し進めることとは
今回は運賃改定と共に、運賃をキャッシュレス決済で支払った場合、20円割引が発表されています。 ということは、キャッシュレスでの支払いではそこまでの値上げには感じないかもしれません。キャッシュレス割引は、い~カードも割引対象となりますが、2025年9月にい~カードのサービスは終了します。ICOCAなどの全国交通系ICカードやみきゃんアプリの準備が必要です。
利用できる交通系ICはICOCA、Kitaca、Suica、PASMO、manaca、TOICA、PiTaPa、はやかけん、nimoca、SUGOCA。全国交通系ICカードは各地のJRや私鉄で相互利用できていましたが、愛媛県内では対応していませんでした。県外から訪れるビジネス客、観光客は大変便利になると思います。カードタイプのほか、モバイル端末(モバイルICOCA for Android、Apple PayのICOCAなど)も利用できるそうです。全区間一律キャッシュレス決済による割引は全国初だそうです。キャッシュレス決済が進みそうですね。