静岡県 週明けにかけてお茶の管理に注意
静岡のお茶、今年は質が良く成長が早い
今週になって、近所にあるお茶の樹に新芽が出てきたのに気づきました。黄緑色の柔らかい葉っぱが美しい季節になりました。
今年のお茶の特徴を御前崎の農家さんに聞いたところ、2つ教えてくれました。
・いつもより5日ほど成長が早い
・質がいい
どちらも理由は気温と雨にあるそうです。
以下の図は平均気温が平年と比べてどのくらいかけ離れているかを表したものです。
これを見ると、去年12月から今年1月にかけて平年を大きく下回った時期がありました。冬の寒かった期間にお茶の樹がしっかりと休眠できました。
2月以降は平年よりも気温が高めの状態が続いています。さらに3月は雨も定期的に降り、より成長が早まったようです。
例年だと御前崎では4月の下旬にお茶を摘むそうですが、今年はそれより1週間ほど早くお茶を摘まなければならず、今、急いで準備をしているそうです。
また、冬と春で気温の変化があり、雨が降ったためお茶の質がいいそうです。今年のお茶、楽しみですね。
週末に寒気南下、遅霜に注意
お茶を摘み始める直前の今週末、少し心配なことがあります。寒気が入ってくるため、朝晩の気温が下がり、霜に注意が必要なところが出てきそうです。
上空1500メートル付近の寒気の予想です。
0度以下を青く塗っていますが、これは静岡県には3月の中頃に入る空気で、この時期としては冷たいです。次第に南下していきそうです。
寒気の影響で、月曜日まで平地でも1桁の冷え込みのところが多くなりそうです。霜が降りる目安は4度以下ですが、川根本町や御殿場などで下回る日が予想されています。
お茶の管理に十分お気を付けください。