四季の花々が美しい「東国花の寺百ヶ寺」を巡ろう~オイランソウやハスの花に彩られた東輪寺~
「東国花の寺百ヶ寺」巡りは、私が毎週のように神社仏閣を訪れるようになったきっかけの一つだ。
現在「東国花の寺百ヶ寺」には、関東の「花の寺」と称されるお寺が103ヶ寺加盟している。
今回訪れたのはその一寺である東輪寺。
今、境内ではオイランソウが見頃を迎えている。
そして東輪寺で忘れてはならないのは、これから見頃を迎えるハスの花である。
東輪寺ではさまざまな種類のハスを観ることができ、その美しさに魅了される人も多い。
梅雨の時期ならではの普段よりも濃い緑に包まれた境内を、今の時期にしか咲かない花々を愛でながらゆっくりと歩いてみてはいかがだろうか。
東輪寺
東輪寺は栃木県さくら市に鎮座する真言宗智山派の寺院である。
「東国花の寺百ヶ寺」の一寺であり、ハスやクリンソウのほか四季折々の花が咲く。
境内の各所で出会うカエルなどの置物も可愛らしく、気持ちがほっこりと温かくなるようだ。
「広島原爆の残り火」や「平和の鐘」など、境内にはさまざまなスポットが存在するので、訪れた際にはゆっくりと散策して欲しい。
35品種のハスの花が咲く境内
東輪寺では毎年7月上旬から9月中旬頃まで、ハスの花が境内を彩る。
大賀蓮、舞妃蓮、紅重台蓮、艶陽天など、35品種にも及ぶハスの花の名前を知るのもとても興味深い。
自分のお気に入りのハスの花を見つけてみるのも楽しそうだ。
ユニークな名前を持つお地蔵様
境内でほほ笑んでいらっしゃるのは「カラオケ地蔵尊」「スキー地蔵尊」「貯蓄地蔵尊」など、ユニークな名前のお地蔵様たちである。
優しい表情と花や緑に囲まれたお姿は、観ているだけでも心が癒される。
最後に
「花の寺」と称されるお寺は四季を通じて多くの花々が咲く。
それらの花を観るために多くの人がお寺を訪れ、自然に触れることができるのは、とても素敵なことだと感じる。
「東国花の寺百ヶ寺」にはそのお寺を代表する花があり、その花が咲く時期に合わせてお寺を訪れてみるのも良いだろう。
例えば今回訪れた東輪寺を代表する花はハスの花である。
東輪寺は、初めて訪れたのにどこか懐かしいような、安心するような気持ちになるお寺である。
それは「花の寺」に共通する特徴であるのかもしれない。
「花」をご縁に、お寺を訪れた人たちの心の安らぎと良いご縁が広がっていくことを願う。
【基本情報】
東輪寺
住所:栃木県さくら市鹿子畑1117
アクセス:
・電車の場合
JR「氏家駅」から馬頭行きバス乗車、「鹿子畑」下車後、徒歩約15分
・お車の場合
東北道「宇都宮IC」から国道293号経由
駐車場:有(無料、20台)