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【大垣市】インタビュー/はじめの一歩のお手伝い。古民家を利用した、まちづくり事業の魅力とは?

Tco地域ニュースサイト号外NETライター(大垣市など)

何かを始める時って、1歩踏み出す勇気が必要だったりしますよね。「独立して店を持ちたいけどどうすればいいのだろう?」と悩んだり、「まずはお試しで店舗運営を経験してみたい」と考えたりしている方もいるのではないでしょうか?大垣市西外側町にある古民家型複合施設「ennoie ミドリバシ」では、そんな夢を持った人たちが集まって、第一歩となるチャレンジをしています。今回はその仕掛け人の1人であり、株式会社現代設計事務所の社員でミドリバシの管理人でもある垣本航平さんに話を伺いました。(取材日:2024年11月20日)

──「ennoie ミドリバシ」は大垣市では珍しい古民家型複合施設ですが、そもそもどのような経緯でスタートしたのでしょうか?

垣本 航平さん(※以下、垣本):私は設計事務所の中で建築設計がメインの仕事だったのですが、ある日社内で、空き家や空き店舗を再利用する新たな部門が立ち上がったんです。もともと「まちづくり」に興味があったので、すぐにメンバーに立候補しました。古民家のリフォームやその場所を生かした設計に携わっていく中で、この家と出会い、新たに古民家型複合施設「ennoie ミドリバシ」という形にして、その流れで管理人として継続的に関わるようになりました。

──古民家を使っているので、何とも言えない雰囲気がありますね。

垣本:人と人が交流できる場を目指しています。日常の風景の中に溶け込んで存在する古民家を、壊さないで再利用しながらお店の方と一緒に「まちづくり」をしていくイメージです。岐阜県内では「まちづくり」に力を入れている場所や団体が多いと実感しています。その中で、ぜひここに興味を持って訪れてほしいです。

──古民家ならではのこだわりの部分もありますか?

垣本:そうですね。時代を感じる名残のようなモノが実は多数残っているんです。訪れた際は探してもらうのも面白いかもしれません。私のオススメは「梁」です。興味がある方は、注目してみてください。

──こちらでは週替わり、日替わりで店舗を運営したり、レンタルスペースを借りて活動できたりと幅広い利用方法があって、ステキですね。

垣本:相談をしていただいて、マッチングすれば、どなたでも利用することが可能です。「お店を持ちたいけど、いきなり店を持つのはハードルが高い……」なんて方は、1回やってみるという感覚で利用してもらえれば、と思っています。その中で、次の1手となるビジョンを持ってもらいたいと考えています。

──ここでチャレンジしていく中で、独立して自分の店舗を構えたいと思ったら、物件の相談などもできるのでしょうか?

垣本:はい。「ennoie ミドリバシ」で経験を積んで、店舗を独立してみようと思った方は、相談に応じて物件探しをしながら次のステージのお手伝いをしています。前向きに夢を追いかける人の姿を見ると、私自身、影響を受け、モチベーションが上がります。

──最後に、記事を読んでいる読者に伝えたいことなどがありましたら、教えてください。

垣本:変わりゆく街の中で、新しい出会いの場を目指しています。イベントも随時行っていますので、まずは1度遊びに来て雰囲気を体感していただきたいです。イベント情報などはInstagramで発信していますので、ぜひご覧ください。

──ありがとうございました。

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新たなまちづくりの交流スポットの1つとして、注目を集める古民家型複合施設「ennoie ミドリバシ」。今後も注目ですね。

【ennoie ミドリバシ】
公式SNS:Instagramホームページ

地域ニュースサイト号外NETライター(大垣市など)

大垣市在住、双子の子育て中のママライターです。地域ニュースサイト号外NETでは大垣市、養老町、海津市(西濃地域)担当。『おいしい・おもしろい・いってみたい』と思ってもらえるような地域情報を発信していきます。よろしくお願いします!

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