京都市上京区・昭和的空気感漂う学生街の喫茶店今だ健在! 居心地のいいお店で店名を冠したお弁当に舌鼓
今、時代は令和。そう、もう昭和から平成も超えてその次まで来ちゃったんですね。しかし若いコたちからすると「昭和」ってどんな感じなんでしょうか? ただただ昔、って感じですかね。まあ確かに昔ではあるんですが、ただの懐古趣味ではなく、なかなかいいモンだと思うんですが、いかがでしょうか。というわけで今回は昭和テイスト満載、というか存在そのものが昭和、というか中に入ったらロン毛ベルボトムな人たちがいそうな……ってこれは最近いたりしますが、とにかく昭和の雰囲気を感じさせてくれるお店へ行って参りました。暑い日だったんですが、お店に入るとまさに別世界へ来ちゃったかのような空間でして、なかなか乙なモンでございましたよ、ではどうぞ。
こちらが「喫茶トリオ」さんの店構え。お店の立て看板、ガラスのショーケース&自動ドアから、すでにエエ雰囲気が漂ってますでしょ。場所は烏丸今出川交差点を西へすぐの北側。なので地下鉄今出川駅からもうホントすぐっていう立地です。コインパーキングも北西方面にいくつかありましたので、車の方はそちらをどうぞ。
ショーケースはこんな感じ。Mr.マリックも裸足で逃げ出す空中浮遊するスパゲッティ巻き付け系フォークがいいですね。んで、最上段のセンターには、クリームソーダが鎮座しております。おっと二段目右端にはふっくらホットケーキの姿も。いずれにせよ、すべてがいい感じにタイムストップしとりますです。
店先にはメニューも出ておりましたよ。ドリンクと軽食、デザート、アテ系メニューからカレーやピラフ、定食、んでもってうどん&そばの麺類などなど、まあ幅広いジャンルをリカバーしてくれております。右端には「お食事の際のお飲み物」が200円でOKの記載もありますね。では、早速店内へ。
入り口開けたら、いきなりこのショーケースがお出迎え。令和と昭和を仕切るステキな陳列物たちに目を奪われながら、先に進みますと。
初めてなのになぜか「君とよくこの店に来たものさ」なんて、あるはずのない記憶が蘇ってくる不思議。広々とした店内には2、3組の学生さんと思しきグループと、お一人様が1人、2人ほど。ゆるい、最高にゆるくて気持ちいい、そんなまったりとした空気感に包まれつつ、腰掛けますと。
なななななつかしー! 今のヤングメン&ウィメンたちにこの左のものが何か、わかるかなぁわかんねぇだろうなぁ。ただの灰皿じゃないんですよ。ていうか灰皿さえも、今じゃレアアイテムになっとりますが、そうじゃなくて。昔の喫茶店にはよく置かれてましたわね。知りたいアナタはお父さん、お母さん、もしくはおじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみてくださいませ。
んなワケで、昭和感に浸りまくってクラックラになってるところにやってきたのが、こちら。「トリオ弁当」850円です。メニューによりますと、エビフライ、魚フライ、焼肉とのことで、メニュー写真では蒸しシューマイなところが揚げシューマイに変わってたりしますが、そんなこたぁどうでもいい。店名の入った箸袋でまたニンマリしつつ、サクサクっと完食ですよ。ごちそうさま!
令和の時代に昭和をしっかり感じられる「喫茶トリオ」さん。写真はメニューの表紙ですが、これまたイカス! 思わず撮ってしまいました。お店の方にお聞きすると60年くらいはやられているとのこと。60年前といいますと1964年。輝ける60年代のど真ん中に京都の町で産声を上げられたワケですね。そりゃエエ感じになるはずですわ。んで、今メニューを見てましたら、カレーライスが2倍になるデカ盛りメニュー、メガジャンボがあるじゃないですか。しかも+350円というお値打ちさ。今度、体調整えてチャレンジしちゃおうかしら? きっとペロリと平らげられるはず、あの頃と何も変わってないのだから。
喫茶トリオ
住所/京都市上京区今出川町327
営業時間/10:00〜19:00 ←要確認
定休日/日曜 ←要確認