Yahoo!ニュース

茨木市の井於神社で無病息災を祈願。茅の輪くぐりは7/7まで!

茨木じゃるこ北摂・ド・ローカルメディア茨木ジャーナル編集人(茨木市)

一年の折り返し、6月30日に行われた夏越の大祓・茅の輪くぐり。茨木市内の神社へも、厄を落として残り半年の無病息災をと願う、多くの人が訪れていました。

(井於神社の氏子さんたちの手仕事で作った茅の輪。6月30日は青々としていました)
(井於神社の氏子さんたちの手仕事で作った茅の輪。6月30日は青々としていました)

茨木市蔵垣内にある井於(いお)神社では、7月7日まで茅の輪をくぐることができます。
「あー、行きそびれたぁ」というアナタ、今からでも間に合いますよ!

(氏子さんが用意してくれた紫陽花がいっぱい…!)
(氏子さんが用意してくれた紫陽花がいっぱい…!)

ピンクや紫色の紫陽花が鮮やかな、花手水も7月3日に行くとまだキレイでした。冷たい水も気持ちイイ!
感染症予防のため、流れてくる水からそのまま手を清めるスタイル。

井於神社があるのは、茨木市の東の端。すぐとなりが摂津市でちょっと歩けば吹田市。茨木市以外からも多くの人が訪れます。

(大鳥居から緑のトンネルを抜けて境内へ)
(大鳥居から緑のトンネルを抜けて境内へ)

大鳥居から境内への門をくぐると、時がとまったようなフシギな感覚になります。ワーッとダッシュで来ても、なぜかふっと落ち着くんですよねぇ。

7月7日まで茅の輪をくぐることができますし、さらに「せっかくならココも見るとイイですよ~」なポイントが3つあるので紹介します。

1、今なら願いを短冊に

(7月3日の風景。茅の輪の色も変わってきました)
(7月3日の風景。茅の輪の色も変わってきました)

井於神社の茅の輪が7月7日まで置いてあるのは、地元の方の声があったから。それならば、と今年は絵馬所に笹と短冊を用意しました。
誰でも自由に「お願いごと」を書いて飾ることができます。

「サンタさんへのお願い」のように利用する子どももいれば、やはりこの時期なので、健康を願う短冊も。

絵馬所で願い事をかくのが「短冊」というのがユニークです。

2、知恵と財宝はおきつねさまに

絵馬所そばには古い灯篭が並んでいます。
絵馬所そばには古い灯篭が並んでいます。

本殿の手前にある絵馬所、その近くに並ぶ灯篭と大きな木の陰に、最近カワイイおきつねさまが引越してきました。

(廃棄される予定だったおきつねさま…♪)
(廃棄される予定だったおきつねさま…♪)

それぞれ「知恵」を意味する巻物と「財宝」を意味する玉をくわえています。井於神社の近くにあった企業の敷地から、ここに移したそう。

もともと近所の子どもたちの遊び場にもなっている井於神社。
子どもたちも、自然とおきつねさまの頭を撫でてかわいがっているようです。大人もぜひっ!

3、本殿の龍は必見!

「本殿の屋根のところ、あそこもキレイになったんです」と宮司さん。近くへ行ってみると、

(お参りのとき、近くでぜひ!)
(お参りのとき、近くでぜひ!)

おぉ、こんなところに「龍」があったとは…!
本殿の修復工事をしたときに「ここもなおしておきましょうか」と、折れていた龍のひげをつけてくれたのだそう。

古の色をほぼ忠実に再現した、鮮やかな赤と緑の色も塗られました。さらに「目」も入れてみると、今にも空を駆けそうな龍の姿に!

(言われて気付いた、龍。ぜひここもチェック)
(言われて気付いた、龍。ぜひここもチェック)

お参りするときは、ちょっと上もチェックしてみてくださいね。見応えがありますよ!

宮司さん、禰宜さんのお話では、令和の時代になっても井於神社に関して新しくわかることが、まだまだあるのだそう。
「古いものがある街って、やっぱりいいなあと思います」という言葉も心に残りました。

茨木と摂津市と吹田市を繋ぐような場所にある、井於神社。わざわざ行ってみたくなるステキなスポットです。

【井於神社】
所在地 茨木市蔵垣内3-5-15
【茨木市 井於神社公式サイト】
周辺の道は細いのですが、境内の北側から行くと駐車できます。

こんな場所記事もよかったら。

北摂・ド・ローカルメディア茨木ジャーナル編集人(茨木市)

大阪府茨木市の超ローカルメディア「茨木ジャーナル」を2013年から運営。ふつうに暮らす市民の視点で、茨木市のグルメ・イベント・スポット・できごとを発信しています。カバンもカンバンもジバンもないまま「やったろかい」と勢いで走るクセあり。好きなことばは「人生ムダなし」と「いつも見てます」です。

茨木じゃるこの最近の記事