【宗像市】話題の吉野ケ里・神社の下に石棺墓?宗像にもある大型円墳上の神社!古代ロマン求めて散策♫
宗像市のJR福岡教育大前駅から徒歩10分のところに「七社宮(ななやしろぐう)または七社神社(ななやしろじんじゃ)」があります。
七社宮のあたりは「石丸遺跡」と呼ばれる遺跡群で、数々の遺跡や古墳が見つかっているようです。
最近、吉野ヶ里遺跡で神社の移転あとから石棺墓(せっかんぼ)が見つかった、というニュースが話題になっています。
昨年、七社宮も大型円墳の上にたっていることが調査でわかった、と報じられました。
吉野ケ里の報道に刺激されて、古墳の上にある神社が気になり行ってみました。
◇神社の地は古墳
七社宮境内入り口にある由緒(ゆいしょ)書きに、「この地は古墳でした」と書かれてあるとおり、昔から聖地だったのは間違いありません。
1980年の文化財調査報告書によると、七社宮近辺の石丸遺跡で発掘調査が行われ弥生時代中期の遺跡が多数検出された、とあります。
また昨年はじめに、沖ノ島との関連を持つ円墳が見つかった神社としてニュースで取り上げられ、おとずれる人も多いようです。
深い森に囲まれていて、古墳らしい雰囲気は満点です。
古い井戸なども残されていて、歴史を感じます。
この階段の上が、拝殿になっているようなので、登ってみることにします。
拝殿の後ろに回ると急な階段があり、この上に本殿があります。
この本殿下に大型の円墳があるのでしょう。
ロープが張られていたので、階段下で参拝を済ませ戻ることにしました。
拝殿横の細い道をぬけると「徳満(とくみつ)神社」という小さな神社があり、祭神は「すくなひこなのかみ」と書かれています。
なんでもオオクニヌシノミコトの国造りを手伝った神様だそうです。
神社の境内の中に、別の神社が隣り合わせになって存在するようです。
徳満神社下の坂道を下ると、七社宮の境内入り口につきます。
由緒ある七社宮は、昔から古墳のある聖地として、七柱の神々がまつられた神聖な場所でした。
◇熊越池公園
七社神社に隣接するように「熊越池公園(くまのこしいけこうえん)」があり、徒歩2分で着きました。
ここは駐車場が28台分、公衆トイレも入り口にあるので、赤間宿を散策する時に便利です。
この季節はサツキもまだ残っていて、池には花菖蒲がきれいに咲いています。
公園内には2か所、遊具や水のみ場が設置されています。
子ども連れでウォーキングがてら、池のまわりを散歩するのもいいかも知れません。
池にはり出すように東屋(あづまや)があり、小さな橋がかかっています。
なかなか風情のある公園ですね。
ところどころベンチがあるので、ゆっくりとくつろぐこともできます。
桜が見頃になる春には、お弁当を持ってお花見をするのもいいでしょう。
◇赤間宿かいわい
七社神社では、遺跡発掘現場の見学などはできませんが、この森の奥深く古代のロマンが眠っていると想うとワクワクします。
階段で疲れた足を広々とした熊越池公園でやすめて、水辺の景色にいやされるのもありです。
唐津街道赤間宿かいわいは、古い町並みを見て歩いたり遺跡や公園を散策したりと、見どころも楽しみ方も色々です。
そして唐津街道赤間宿「あじさい祭り」も、もうすぐです。
赤間宿かいわいで、さまざまな歴史に出会ってみませんか。
◆七社神社情報
所在地/〒811―4147 福岡県宗像市石丸2丁目8―1
アクセス/JR福岡教育大前駅より南方向に徒歩10分
県道29号線石丸交差点付近
◆熊越池公園情報
所在地/〒811―4146 福岡県宗像市赤間6丁目6―5
駐車場/28台
開園時間/9:00~19:00
アクセス/JR福岡教育大前駅より南方向に徒歩7分
県道29号線石丸交差点付近