古き良き「デュエットホン」体験してみる? 武蔵小杉きってのメルヘンスポットがリニューアル
みなさま!こんばんは!Ashです。
中原区役所にあるあのメルヘンなスポットがリニューアルしたそうですよ!!
本日は(日付変わって昨日になってますね 汗)それを記念してささやかなイベントが行われていました。
木のおうち?
こんなおもちゃありましたよね?
でもこれ、木のおうちではなく、電話ボックスなんです。
この春に武蔵小杉に引っ越してきて、手続きで初めて中原区役所を訪れている方も多いのでは? そんなみなさまは「なんじゃこりゃ!!?」って思ってるんじゃないでしょうか。
ちなみに、中原区役所というのは、新しく街に転入してきた方々をウェルカムしてくれることについてはかなり定評のある役所なので、ぜひこちらの動画もチェックしてみてください。(現在、今年版の新しい動画を作成中ということでしたので、またできたら新しいものもご紹介できたらと思います。)
これ、公衆電話は公衆電話でも、ふつうの公衆電話じゃない。
よく見ると…
受話器が二つ?
はい、受話器が二つ、ついています。
なんとこれ二人同時に通話が可能な「デュエットホン」なのです。
LINE通話やZoomなどで、多人数で一斉に(しかも顔を見ながら)話すことができている今からしてみると「何が面白いの?」と思うかもしれませんが、ひとつの受話器を交互に回しあって、通話をするしかなかった時代には、珍しいものとして喜ばれたのではないでしょうか。
今から30年前の1990年に、日本の電話事業100周年を記念して、中原区との共同事業でこの場所に設置されたのだそうです。
木のオブジェも、デュエットホン自体も老朽化していましたが、このたびみごとに生まれ変わりました。
公衆電話は防災のために必要
わざわざ今、あまり使われなくなった公衆電話をリニューアルする必要があるの?という疑問もあるかもしれません。
あるんです。
実は、災害時には携帯電話が使えなくなることも多く、防災の観点からも、公衆電話は有効。そういうことで、今回のリニューアルも、区役所職員の方がNTTさんに働きかけ、実現したものなのです。
当日は、NTTさんによるデュエットフォンと、公衆電話デモ機を使った171(災害伝言用ダイヤル)体験や、デュエットフォン3者通話体験が行われていました。
ちなみに、171の使い方はご存知ですか?
いざというときに使えるようにご家族で番号を決めておくといいですね。やったことがない方は、記事のラストに災害用伝言ダイヤルの使い方の動画を上げておくので、ぜひみてくださいね。
体験者には、備蓄のための非常食糧や公衆電話ガチャの景品が進呈されたそうで、たまたま参加されたお子様は大喜びだったでしょうね。
中原区役所、地域振興課の高橋さんによると、10時〜16時に行った同イベントは、多くの人で賑わい、実際に約50組の人が体験していったのだそう。
高橋さんは「日本に3つしかないと言われているほど珍しいものだし、老朽してなくなってしまうのはもったいないと考え、NTTさんに持ち掛けました。役所は手続きをしに来るだけのつまらないところ、と足が重くなっている方も多いと思いますが、コンテンツ力も上げて、なるべくみなさまに親しみやすい場所にしていければと動いているので、ぜひ安心して区役所にきてほしい」と話してくれました。
確かに、全ての手続きがネットでできるようになる日もそう遠くないでしょう。そうなったとき、それでも行けば住民が憩える場がある、というような区役所になるといいですね。
中原区役所 & デュエットホン
住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3-245
電話番号:044-744-3113
営業時間:8:30〜17:00
公式HP:https://www.city.kawasaki.jp/nakahara/
アクセス:JR・東急東横線「武蔵小杉」駅より徒歩5分
★災害伝言ダイヤル(171)の使い方★