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【氷見市】富山市・高岡市から氷見市ファンが集まって、ヒミタスカルチャーで灘浦みかんの収穫・出荷体験!

朴木まう地域ニュースサイト号外NETライター(高岡市・氷見市)

氷見市宇波地区の特産品「灘浦みかん」が最盛期を迎えています! 甘みと酸味が濃い、氷見のブランドみかんです。

たわわに実った灘浦みかん
たわわに実った灘浦みかん

寒さに負けず育った懐かしの味 “灘浦みかん”(なだうらみかん)

小粒で甘酸っぱい、どこか懐かしい味わいの灘浦みかん。寒い富山でもみかんが育つのは、灘浦地区が暖流と寒流がぶつかる場所で、比較的温暖・少雪だから。おかげで”日本最北端のみかん産地”とも言われています!
酸味を活かしたジェラート、ドレッシングにおまんじゅうなど、加工品も豊富です!
JA氷見市HPより)

桃太郎一行のように旗をなびかせながらみかんの畑へ向かいましょう。11月某日、筆者は氷見市きときとファンクラブという、市外居住者のための氷見市のファンクラブイベント「ヒミタスカルチャー事業」に応募して灘浦みかんの収穫・出荷のお手伝いをさせていただけることになりました。

天気が良ければ立山連邦も望める、この豊かな土地で寒冷地ながら限られた太陽の光をたくさん浴びて育つ灘浦みかん。最近では給食でも提供され、子どもたちからも大人気なんだそうです。

地域おこし協力隊の布施直樹さん(京都府舞鶴市出身)は、宇波地区に移住され、灘浦みかんの生産とブランド化推進をされています。

11月に2回にわたって開催されたヒミタスカルチャーは、布施さんのみかん農園で収穫と出荷のお手伝い体験です。農園では布施さんから、みかんの木についてレクチャーを。ちなみに、ヒミタスカルチャーとは、「氷見助かるちゃ~」と「Himi + Culture」(氷見の文化体験)から名付けられたそうです。こういうタブルミーニング大好きです!

病気になってしまわないように、みかんを収穫しながら枯れた枝の選定をするそうです。参加者の皆さん、真剣にみかん収穫と枝の剪定のポイントをチェックしておられます。枯れた枝だらけになると、木が病気になってしまうそうで、大切な工程なんだそうです。

2回目の開催であるこの日は富山市から、高岡市から2名の、3名が参加しました。様々な人と交流を楽しみにされる方、仕事が休みの日には誰かの役に立ちたいと参加される方と、目的は様々です。それぞれの想いを持って集結した仲間の最初のミッションはみかんの収穫です。布施さんの指示のもと、日が当たって綺麗な橙色になっているものを収穫します。

刃が反ったみかん用のハサミで収穫します。この反りがあることで、みかんのヘタを残しながら、綺麗に枝を落とすことができます。ヘタに枝が残ってしまうと、他のみかんを傷つけてしまうので慎重に枝を落とします。美味しいみかんは、ヘタの枝が細く、皮の上からも、ぼこっぼこっと1つ1つの房の張り具合がわかるものなのだそうですよ。みかんを食べる際には気にしてみてくださいね。

このハサミを使いながら、色づき具合を見て、たわわに実ったみかんを丁寧に収穫します。収穫するたびに香るヘタの切り口の爽やかさに感激されていました。時に、みかんの味見を口実に休憩もしつつ、皆さん布施さんへの質問や、おしゃべりを楽しみながら作業にあたられていました。

富山市からの参加者さんは、氷見市と交流がある飛騨市のファンクラブ会員で、その繋がりから、ヒミタスカルチャーに参加されたそうです。主催者側も唸るほどの様々な体験と知識をお持ちの方ですが、みかんの収穫は初めてだそうで、その楽しさに笑顔満開です!

楽しい時間を過ごしながら、あっという間に、この通りカゴがいっぱいになりましたよ。約1時間でたくさんのみかんが収穫できました。

この4箱のみかんを出荷場へ運んで、今度はJAの出荷場で出荷作業のお手伝いです!

サイズごとに選別されたみかんは1kgずつ測って、袋詰めしていきます。袋にパンパンに詰まったみかんの袋の口を集めて絞ってテープで留めると、いつも売り場で見かける姿になります。が、これが実は地味に難しい!

参加者の皆さん、はじめは苦戦しながらでしたが、布施さんからコツを教えてもらいながら徐々に手慣れてきて、だんだんと農家の一員の顔になられました。

スーパーや直売所で見かける姿になった、美味しい灘浦みかんの出来上がりです! 小さな太陽のような幸せの橙色は、この季節だけのご馳走です。

10月下旬から11月下旬が最盛期なので、見つけた時が食べどきです。美味しいみかんを楽しめる期間は限られているので、ぜひ最盛期に味わって欲しいと思います。

JAグリーンひみ
JAグリーンひみ

今回袋詰めしたみかんは、氷見の季節の農産物がなんでも揃うJAグリーンひみに出荷されたそうです。

JAグリーンひみ
JAグリーンひみ

布施さんも所属する「灘浦かんきつ研究会」による灘浦みかんののぼりが目印ですよ!  布施さんの農園は普段は、普段はみかん狩りなどの体験のために解放されていないので、大変に貴重な機会でした。これから観光農園としても灘浦みかんブランドを育てたいと意気込みを語られました。

今回のヒミタスカルチャーの報酬はみかん1kg! 嬉しい!
今回のヒミタスカルチャーの報酬はみかん1kg! 嬉しい!

夢の実現のためにいま私たちにできるのは、灘浦みかんを知って購入して美味しく楽しむことです。ますますの灘浦みかんのブランド力アップのためにも地域のおいしさをみんなで分かち合いましょう!

また、普段できない体験が氷見きときとファンクラブでは気軽に体験することができます。会員の条件は氷見市外在住の方なので、ぜひ氷見市外の方におすすめしてほしいと思います。氷見市を離れた方もOKだそうなので、故郷を懐かしむための入会もおすすめです! どんどん広めて、氷見市の関係人口を増やし、氷見のファンを増やして盛り上げていきたいですね。

ヒミタスカルチャー事業(氷見市)

氷見市きときとファンクラブ(氷見市)

布施直樹さんインスタグラム

JAグリーンひみ

営業時間 9:00~18:00

富山県氷見市朝日丘3931-1

5~12月 なし
1~4月 毎週水曜日

地域ニュースサイト号外NETライター(高岡市・氷見市)

富山県射水市出身、高岡市在住、氷見市で仕事をすることが多いので出没多数。ドライブやイベント、美味しいもの・可愛いもの・楽しいものを探すのが大好きです。約10年間関西に住んでいました。離れてみて改めてわかった、地元富山県の美しさ、楽しさ、そして美味しさ! 海の見える景色、筍や山菜などが楽しめる里山、クラフト体験、農産物直売所が好物。高岡市・氷見市内外の皆さんにお伝えできたらと思っています!

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