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ANA国際線機内食に精進料理醍醐「ヴィーガンカレー」が9月から提供開始

中川マナブ東京街歩き研究家

ANAは、国際線ファーストクラスとビジネスクラスの一部路線にて、軽食メニュー「果実とスパイス香る ヴィーガンカレー」を2023年9月1日から提供を開始します。

この日、カレーのレシピを監修した港区愛宕にある1950年創業の「精進料理 醍醐(だいご)」にて、試食発表会が行われました。

「精進料理 醍醐」の四代目・野村祐介さんがレシピを監修

「精進料理 醍醐」の四代目・野村祐介さん
「精進料理 醍醐」の四代目・野村祐介さん

カレーのレシピを監修した野村祐介さんは、ミシュランガイド東京で16年連続二つ星を獲得している名店「精進料理 醍醐」の四代目。

野村さんは、日本における曹洞宗の開祖・道元禅師が日本最古の料理本「赴粥飯法」の中で三心(大心(固定観念を捨てて物事に取り組む気持ち)・喜心(ポジティブな気持ち)・老心(優しさ))を添えたものが精進料理のひとつの規定とした上で「インバウンドでおもてなしをする中で、日本の食体験として野菜食を提供できる場がなかった中、様々な食習慣がある皆さまに精進料理の精神が伴ったおいしいヴィーガン料理を提供したいという気持ちが高まりました」と開発の思いを話しました。

「果実とスパイス香る ヴィーガンカレー」
「果実とスパイス香る ヴィーガンカレー」

「果実とスパイス香る ヴィーガンカレー」は、もともと同店でまかないとして食べられていたカレーをベースに改良を重ねたもので、2020年12月にプラントベースフードの企画・開発などを行なう株式会社TOYOKEがレトルト食品(1,350円税込)として「精進料理 醍醐」の店舗などで発売したもの。

飴色になるまで炒めた玉ねぎやりんごなど、国産の野菜と果実のみを使用し、グルテンフリーで動物性食品や精製糖、化学調味料を一切使用しないヴィーガンカレーです。

実際に試食してみると、とろみのあるカレールーは野菜と果物の甘味が強く感じられ、さらにシナモンやカルダモンをはじめとするスパイスが旨味を最大限まで引き出していて、味わい深いカレーライスでした。

ANAの国際線ファーストクラスとビジネスクラスの一部路線で提供される
ANAの国際線ファーストクラスとビジネスクラスの一部路線で提供される

9月1日からANAのファーストクラス(日本発着アメリカ路線)と、ビジネスクラス(ニューヨーク、シカゴ、ワシントンDC、ヒューストン、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール発の日本路線)で提供されます。

精進料理 醍醐
所在地:東京都港区愛宕2-3-1
営業時間:昼の部 11:30~ 最終入店13:00、夜の部 17:00~ 最終入店20:00
定休日:年始のみ
公式サイト

東京街歩き研究家

累計800万PVの「東京散歩ぽ」ブロガー / 旅ライター / 東京街歩き研究家 。 初の著書「東京の懐かしくて新しい暮らし365日(自由国民社 刊)」2刷1.7万部/夫婦で日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。

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