【京都市】中京区 『東海道中膝栗毛』の弥次喜多さんと『池田屋事件』の刀傷跡
京都の玄関口の一つでもある、三条大橋。数々の歴史を見てきた橋です。
三条大橋は東海道五十三次の終点であり中山道の終点、 江戸からの長い道のりは三条で終わりです。
弥次喜多の像
その三条大橋の西橋詰にある弥次喜多(やじきた)の像。
物語の中では伊勢詣での途中、大阪に行く前に三条大橋に近い宿屋に泊まった際、ハシゴを買わされるという、笑い話のような愉快な話がでてきます。
西院春日神社内にある旅行安全・還来成就の神である還来(もどろき)神社に御祈祷をしてもらって、ここに像が置かれたそうです。
春には、鴨川沿いの枝垂れ桜が、圧巻の綺麗さで、弥次喜多の像がある桜の木の下でお花見をしている人たちも少なくありません。
三条大橋
「三条大橋」は、擬宝珠を冠した木造風の橋は京都の風情を感じさせる代表的な橋のひとつ。
1590年(天正18)に豊臣秀吉が大改修したときの銘入り擬宝珠が残り木造欄干とともに威容を誇っています。古くなってきたので、建て替えをする案が出てますね。
この橋の近くに有名な、池田屋事件の池田屋がありました。
1864年7月8日(元治元年6月5日)に発生した「池田屋事件」で付いたとされる刀傷が、三条橋の北側と南側の2か所に現存していると聞いて見に行ってみました。
本物かどうかはわかりませんが、ロマンがありますね。
「高津商会」でも、新撰組の小道具や衣装を映画やドラマで提供します。こういう刀傷を見ると、なんだか歴史が身近に感じますね。