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【京都市】上京区 「千本釈迦堂 大報恩寺」さんの『おかめ福節分会』

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

『おかめ福節分会』

大報恩寺の本堂建築の際に、内助の功で夫の大工棟梁「高次(たかつぐ)」を助けながらも、なお夫の名誉を汚さないようにと自害してしまった妻「おかめ」に因んで建立された「おかめ塚」とともに800 年近く伝承されて来た行事が『おかめ福節分会』です。
当日は、年男や女性たちがおかめの輪袈裟を身につけ面をつけて、本堂で加持を受け、法要を終えると茂山狂言社中によるユニークなおかめ福節分の狂言があり、そのあと厄除け鬼追いの儀として、豆まきが行われます。
また、法要の前には番匠保存会による木遣音頭・上七軒の舞妓により、おどりの奉納もあります。この行事への参加を以て、おかめの貞淑と福徳円満、縁結び、お多福招来を祈願し、一年の厄除けを行います。(HPより)

この日は、特別祈祷も行われていました。

おかめ福節分会は、15時から行われました。まずは、京都5花街のうちの一つ「上七軒」から舞妓ちゃん二人が日本舞踊を披露してくれました。

舞妓ちゃんの舞が終わると同じタイミングで、僧侶によりおかめ像の前までお練りが行われ、ご法要が行われました。

おかめさんも心なしか嬉しそうですね♪

大きな声で「木遣音頭」が繰り広げられ、盛り上げます。おかめさんの夫は大工さんでしたね。

続いて、国宝 本堂での茂山千五郎 社中による奉納狂言が始まりました。古式・鬼追いの儀の奉納です。

鬼さんたちが出てきました…

鬼は外〜で豆をまくのですが、鬼たちは宝の小槌をふりながら、なかなか鬼退治ができません。

そこで、おかめさん(お多福さん)が出てきました。

おかめさんは愛嬌を振りまいて鬼を改心させ、打ち出の小槌を受け取ります。鬼追いの儀のクライマックスは、おかめさんにより打ち出の小槌が振り下ろされ、参拝者に大きな福を授ける儀式。改心させられた鬼は、人を守護する事を誓い「おかめ」と共に去っていきました。

最後は一同そろって豆まきです。落花生での豆まきでした。

舞妓ちゃんたちが、参拝者たちに落花生と福豆が入った袋を渡していました。

お福豆も500円で販売されていました。お豆さんをたくさんいただき、福を持って帰りました。

北野天満宮さんで奉納を見たあと、千本釈迦堂さんでお会いした人もちらほら…

以前、千本釈迦堂さんについて書いた記事もあります。

【大報恩寺・千本釈迦堂】おかめ伝説

https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100164716

【大報恩寺・千本釈迦堂】『無病息災を願う大根だき』

https://creators.yahoo.co.jp/kozushokairica/0100164344

「高津商会」にも多くのおかめさん(お多福さん)像や面があります。お多福さんに見守られながら多くの福をいただけますように♪

千本釈迦堂 大報恩寺(せんぼんしゃかどう だいほうおんじ)
〒602-8319 京都市上京区七本松通今出川上ル 
TEL:075-461-5973 / FAX:075-461-5974

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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