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石川 温の「スマホ業界新聞」

2020/06/20（vol.376）

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《目次》

1．オプテージが西日本初のローカル5実験試験局ラボを開設

━━ローカル5Gでも厄介な「干渉問題」

2．KDDI株主「ローミングで楽天とソフトバンクに対抗する気ある？」

━━ユーザーに知られていない「世界データ定額」

3．総務省が「どんなときもWi-Fi」に行政指導

━━MVNOが提供する「無制限で使い放題」には要注意

4．今週のリリース＆ニュース

5．編集後記

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1．オプテージが西日本初のローカル5実験試験局ラボを開設

━━ローカル5Gでも厄介な「干渉問題」

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オプテージは6月17日、本社内に西日本初となるローカル5Gの周波数を用いた実験試験局でのオープンラボを開設した。

同社3階にはローカル5Gと4Gの電波を飛ばし、ローカル5G体験できるスペースを設置。21階はサーバーや無線機などを置き、3階に向けて映像などを飛ばしたり、パートナーが持ち込んだ機器の性能試験などが行えるようにしている。

オプテージでは、2020年度下期より顧客のフィールドでローカル5G環境を構築した実証実験を開始する予定。現在、この施設では28GHz帯のNRと2.5GHz帯のLTEを使ったNSAでの構成となっているが、今年度中には4.8GHz帯でSA構成による実証実験も計画している。

オプテージとしても、やはりローカル5Gの本命はSAであるようだ。

今回、構築されているNSAにおいて、2.5GHz帯のLTEはオプテージによる自営BWAを使っているという。ただ、この自営BWAも「地域BWAとの干渉を避けながら使わなくてはいけない。このビルもたまたま地域BWAがなかったから良かったが、別の場所ではそうはいかない」（株式会社オプテージ経営本部経営戦略部5G事業化推進プロジェクトチーム、白野綾介チームマネージャー）と語る。