【市川市】和風クリスマスカラーな正月の縁起木 マンリョウに年末を想う~大野町 万葉植物園~
万葉の歌にちなんだ花や草木を気軽に鑑賞できるJR武蔵野線市川大野駅から徒歩約3分にある「万葉植物園」。どの季節に訪れても折々の花や草木が楽します。また普段あまり目にすることのない植物がとにかく豊富で、万葉の和歌とともに紹介するコンセプトが最高です。
真冬の12月。万葉植物園に行ってみました。早春から初冬までは、花々が楽しめるこちらもさすがに真冬は冬枯れの様相。和風庭園も違った意味で「枯山水」。
それでも園内には道々に「マンリョウ」が鮮やかな実を携えて、さながら和のクリスマスカラーを放っていました。また柑橘類も植えられているため、ミカン科の「くねんぼ」は橙色の実を蓄えており、
文字通りの「だいだい」なども。
マンリョウの漢字表記は「万両」。実は「千両」もあれば「百両」さらに「十両」もあることはご存じですか。センリョウとマンリョウは別の種で、センリョウはセンリョウ科で葉の上に乗るような形で実があります。
一方マンリョウはサクラソウ科で実が葉の下にぶら下がるようにつきます。双方とも縁起のいい植物として古くら親しまれていますね。
冬枯れの植物園ですが、それはそれでまた一興。縁起のいい植物を見つめて年末の宝くじの万両を期待しつつお散歩してみては。
【万葉植物園】
住所:市川市大野町2-1857
時間:4~10月 9:30~16:30
11~3月 9:30~16:00
休み:月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
料金:無料