あと5日で元旦なので、正月おすすめの酒を紹介。九州出身の日本酒ソムリエが薦めるのは「秋田の地酒」
福岡県出身、利酒師(日本酒ソムリエ)の渡邉です。
お正月の準備、その中でも我々にとって最重要なお酒の仕入れはお済みでしょうか?
今回、正月にふさわしいお酒として、秋田の地酒「鳥海山 純米大吟醸(天寿酒造・由利本荘市)」を紹介します。
現代の正月にふさわしい日本酒・鳥海山
正月にはやはり華やかな大吟醸を飲みたいという気持ちがあります。
一方で、現代の正月では繊細な和食料理だけはありません。
ローストビーフ、ロースハム、エビチリ、唐揚げ、etc...
家庭によって違うと思いますが、味が濃かったり、脂分が多い様々な料理も食卓にのぼります。
そういった料理にも合わせられる純米大吟醸としておすすめなのが、今回紹介する鳥海山 純米大吟醸」です。
大吟醸の華やかさ(リンゴのようなフルーティーな香りがあります)にくわえ、心地いい酸の効いた少し厚みのある味わいで、飲みごたえのよさも感じられます。
なので、和食のような繊細な味付けのものにも合いますし、濃い味付けや、脂分の多いパンチのある料理にも合わせられる力強さがあります。
例えば、おせちの「弐(に)の重」の定番・ブリ。脂分が多いですが、それも受け止めてくれる純米大吟醸です。
お刺身も幅広く合います。
真鯛の刺身:醤油の旨みと調和するとともに、鯛の旨みと酸が重なってじんわりと染みて美味。
マグロの赤身の刺身:マグロの味わい、旨みが、酒の甘みと酸味と重なって非常に美味な味わいになる。
タコ:タコの太い味わい、風味と酒の味わいがためをはって、バランスが良い。
酢飯の酸味と、酒の酸と麹の甘みの相性も良く、よく調和。そして、最後には華やかな吟醸香が香り、至福の余韻に浸れます。
酢の物の酸味と酒の酸味が接点になって味わいが自然と重なる。酸っぱくなった口の中に酒の甘みが入り込んで、美味な味わいに。そして最後には華やかな吟醸香がフワッと香ります。
おせちはもちろん、現代の味の濃い料理にもよくあい、華やかな吟醸香を楽しめる。まさに、現代の正月にふさわしい、おすすめの日本酒です。
ちなみに
ブログの方ではこの記事では紹介しきれなかった、「日本酒で正月をもっと至福の時間にする方法」も紹介しています。
具体的には、
- 正月におすすめの日本酒の選び方
- おせちに合う日本酒を選ぶポイント
- お正月の各家庭のニーズ・予算別のおすすめ日本酒の紹介
- 今回紹介した日本酒のより詳しい情報
特に、おせち料理を美味しさを存分に引き出すための日本酒について紹介しています。
いつもより美味しいおせち料理で、正月をもっと豊かで至福の時間にしたい方は、ご一読ください。
関連記事▼
「鳥海山・純米大吟醸」のより詳しいスペックや評価、詳細なペアリングの情報はこちらの記事が詳しいです▼