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【長崎市】山本早苗展『Distance Water-遠水』船大工町ギャラリーにて26日まで開催!

misahanaライター(長崎市)
2024/5/18 取材・撮影(063 FACTORYにて)

船大工町にあるギャラリー063(MAROMI) FACTORY。大きなガラス窓から明るい陽が差し込み、丸山公園の青々とした新緑が眺められます。

そんな素敵な空間で、現在、山本早苗展『Distance Water-遠水』が開催されています。入場無料で、5/26(日)までの開催です。

『Distance Water-遠水』(2024)
『Distance Water-遠水』(2024)

版画・美術作家の山本さんは諫早市出身。東京造形大学を卒業後、文化庁芸術インターンシップ(国内研修員)などを経験し、31年程前、長崎に拠点を戻しました。現在は、自宅に構えるスタジオで制作を行っています。

長崎市在住の山本早苗さん
長崎市在住の山本早苗さん

今回の展覧会は、2024年の新作を中心に展示されています。昔から、自然をテーマに制作しており、県内の豊かな自然からインスピレーションを受けることも多いそう。緑雨シリーズは、雲仙市の山々が描かれています。季節ごとに訪れるほど、山本さんお気に入りの場所です。

『The memory of the forest 森に』(2024)
『The memory of the forest 森に』(2024)

展覧会のタイトルにもなっている「遠水」は、山本さんの心の内にある、深い湖を表現していると話します。ラジオから流れる詩の朗読が制作のきっかけになりました。

旅シリーズ
旅シリーズ

山本さんは、これまで国内外で多くの個展の開催や展覧会への出展を行ってきました。旅シリーズは、その際、いろいろな土地を訪れ、目にしてきた風景をもとに制作しています。

スケッチする時間がない時は、その時感じたことを文章で書き残したり、落ち葉や花びらを拾ってきたりすることも。その時の空気感を持ち帰ることを意識しています。

Stories | Estorias- Blue Sunset Ⅲ
Stories | Estorias- Blue Sunset Ⅲ

山本さんの作品は、「版画の技法を使って、描いている」と話すとおり、銅やクレヨン、和紙など様々なものを重ね合わせて作り上げられています。織物のように、直線の経(たち)のラインを意識しながら、「イメージを織っていくような感じ」で制作しているそうです。幾重にも重なった繊細な色合いに、時間を忘れて見入ってしまいます。

1階 063 COFFEE
1階 063 COFFEE

ギャラリーで鑑賞した後は、1階のカフェ063 COFFEEで、一息つくのはいかがでしょうか?こちらにも、カフェスペースに合った作品が展示されていれています。ぜひ、お見逃しなく!

山本さんの在廊日などに関する情報は、063 FACTORYの公式Instagramにてご確認ください。

山本早苗展「Distance Water-遠水」
日時:2024/5/11(土)~26(日)
入場:無料
場所:063 FACTORY(船大工町3-7)
営業時間:11:30~19:00(水~土)
     11:30-18:00(日曜のみ)
電話:092-737-7570
定休日:月・火(ギャラリー)、火(カフェ)
公式HP:山本早苗
公式SNS:山本早苗(Instagram) 063 FACTORY(Instagram)、063 COFFEE(Instagram)

ライター(長崎市)

生まれも育ちも長崎市。長崎くんちが待ち遠しい「じげもん」です。初めての育児に奮闘中!古民家カフェとローカルな史跡巡りが好き。長崎での暮らしが、今よりもっと楽しくなるような情報をお届けします。

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