選挙を知るプログラムの無償公開を決めた3つの理由。ぜひ利用を!
【プログラムやワークシートを無償公開しています】
衆議院選挙は10日が公示日。選挙戦がスタートする。
自分は、解散が決まったときから「コミュニケーション」を大事にする選挙にしたいと思ってきた。
衆議院の解散に、各政党の変遷などにより選挙や政治へ意識をむける人は多いだろうが、一瞬で終わりとなる人も多いのだと思う。
そうならないためにも、選挙のことを友達やクラスや家族で話をできる状況を作りたい。
コミュニケーションのきっかけとするためにプログラムやワークシートを公開中です。
自分が代表を務めるNPO法人YouthCreateのものだけではなく、現役の高校の先生や主権者教育を実践している他の団体にも協力をお願いし、快諾をいただいている。
【プログラムの公開を行う理由1:学校の先生に届いてほしい】
18歳選挙権への変化を契機とし、高校を中心とする学校での主権者教育(政治や選挙に関する教育)ががらりと変わった。端的に言えば「積極的にやりましょう」という方向になった。
2015年度には9割以上の高校で主権者教育が実施されたとの調査もある(文部科学省)
しかし、その中身を見ると、仕組みを教える段階で止まっているものも多い。
2016年度・2017年度と少しずつ、現実の政治に関する授業が増えてきているようではあるが、まだまだ「仕組み」を習って終わりになっている。
しかし、学校の先生がたも新たな授業をやりたがっている方も多いことも知っています。
でも、授業研究の時間がなかったり、身の回りの先生からヒントをもらえなかったりで結局できていないこともあります。
そんな先生方になんらかの役に立つものとなっていればと思います。
ドンドン参考にしていただければ幸いです。
【プログラムの公開を行う理由2:身近な人と話すきっかけづくり】
NPO法人YouthCreateではこの2年間で延べ80校の学校で出前授業を行わせていただき、15000人の学生が政治や自分の街や選挙について考える機会を作ってきた。
授業の冒頭は「え~、政治の話か。。。難しそうだし関係ないや。」といったような反応を表す生徒もいる。しかし、授業の導入から進行やグループワークなどを行っていくにつれて、生徒はドンドンのってくる。政治に関する話をしてみることを楽しんでくれる。
また、これは大人や家族でも一緒だと思う。普段同僚・友達や家族と政治の話をする人はあまりいないかもしれない。社会人向けのワークショップもやっているが、話すと楽しいし学びもある事を実感してくれる。
もちろん、楽しいだけではなく、難しかったりモヤモヤしたり、場合によれば考えの違いにびっくりすることもある。
それでも、一人で悶々と新聞を読みニュースを検索するよりは、絶対に楽しい。政治関係の講演やイベントで学ぶのも悪くないけど、日常ではない。
日常の中で、身近な人と政治を話しだしてほしい。
公開したプログラムを進めながら、話をするきっかけとしてもらえればと思っています!!
【プログラムの無償公開を行う理由3:だって社会に必要だと思っているから】
YouthCreateだけのものにしたくないなとおもっている。
僕らは若者と政治をつなぐ場づくりを様々な形で行ってきている。いろんな機会をいただき、多様な経験も溜まってきている。
社会が変わり、「未来志向の民主主義」が実現するためには俺らだけでは力が弱い。どんどん、同様の想いの皆さんに全国で活用いただければなと思っています。
今回だけではなく、YouthCreateのプログラム冊子は1年半ほど前から、ネット上で無償公開をしていて、200人ほどの方に利用いただいています。
自分たちのものにしておいて、出し惜しみするよりそっちのほうがいいじゃん!!
【コミュニケーションをしてみてください】
ということで、せっかくの!?選挙の機会なので、無関心・あきらめ、あるいは自分の信念だけ見るんじゃなくて、多様な考えや思いを知るためにプログラムをもとにコミュニケーションをしてみてください!
授業やイベントの時間がないという方は、各新聞の公示日の1面や党首第一声の記事を廊下などに貼っておくだけでもなんらかのコミュニケーションのきっかけになると思います。