ベビーカーにハンディファン取付注意!炎天下での2つの危険性とは
夏の暑い日、外出時に赤ちゃんが暑くないか、心配になりますよね。
暑さ対策の1つとしてハンディファンを使用されている方も街でよく見かけますが、実は注意が必要です。
① ハンディファンの爆発
先日、Yahoo!ニュースでも話題になっていましたが、首から下げたハンディファンが吹き飛んで顔面にも向かうことが起こり得るとして、消防局や独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけています。
実験映像は首掛け式のものですが、もしもこれがベビーカーに取り付けられていた場合、爆発の衝撃や吹き飛んだ製品の部品が赤ちゃんに当たってしまうことも考えられます。
このような爆発はなぜ起こるのか、どういった対策が取れるのかを調べてみました。
ハンディファンの爆発が起こる理由
爆発しているのはハンディファンに搭載されているモバイルバッテリーです。モバイルバッテリーはリチウムイオン電池が使われており、このリチウムイオン電池がショートして、発熱・発火の引き金になります。落下させるなど強い衝撃がかかる、高音の場所に放置するなどがリスクとされます。そのほかにも、過重がかかったりそもそもの電池が不良(粗悪品)だったりすることによることもあるようです。
お子さんを連れて外出しているとただでさえ荷物が多くて大変ですよね。つい落下させてしまったり、もしくはお子さんの手に渡ってしまって投げられたりすることもあるかと思います。その際は、この話を思い出して注意していただきたいです。
まずはお手持ちのハンディファンにPSEマーク(電気用品安全法で認められたもの)がついているかを確認してください。また、落下や過充電(充電のしすぎ)には注意しつつ、数年つかったものは新しいものに買い換えるのが望ましいです。
②ハンディファンの取り付け位置に注意
ハンディファンをベビーカーのバー(赤ちゃんの前側にある手すり)に設置されている方を目にすることもあります。ですが、この取り付け方をしてしまうと夏の暑い日は地面で熱された空気が赤ちゃんにあたることになり、熱中症のリスクが上がってしまいます。
取り付け位置はベビーカーの天窓など、上から下に吹き下ろす場所にしましょう。落下や事故を防止するためにも、お子さんの直接手が届かない場所にするのが望ましいです。
これからやってくる夏本番、事故を防ぐためにもこういった知識を頭の片隅に残しておいていただければと思います。
暑い日のお出かけの対策についてYouTubeでも解説しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。