【市川市】蝋梅(ロウバイ)は不思議だ 蝋細工よりも蝋細工らしい自然の造形美~大野町 万葉植物園~
JR武蔵野線市川大野駅から徒歩約3分にある「万葉植物園」。万葉の歌にちなんだ花や草木を気軽に鑑賞できる上、どの季節に訪れても折々の花や草木が楽します。木枯らしが吹きすさび、氷点下の声も聞こえる今。だからこそ見ることのできる自然の芸術鑑賞をご案内。
蝋梅(ロウバイと読みます)、クスノキ目ロウバイ科の中国原産の落葉樹。ちなみに梅はバラ目バラ科。名のごとく小さくて黄色い花は梅のようなフォルム。
そしてなんといっても、まるで蝋でコーティングしたかのように艶と厚みを持ち人工物のような錯覚さえ覚える花。何度見ても蝋梅が自然の花なのかとまじまじと覗き込んでしまいます。
他にも少し早いですが、塊感が独特な風情を醸し出す「ミツマタ」。
白い綿毛を携えたコウヤボウキ(万葉名:たまばはき)も見られます。高野山でこの枝を箒に使ったことからその名がついたとされます。
「スイセン」や入口には「まゆみ」という樹木もあり厳冬期でさえ発見のある庭園。
月に一度は万葉植物園。
【万葉植物園】
住所:市川市大野町2-1857
時間:4~10月 9:30~16:30
11~3月 9:30~16:00
休み:月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
料金:無料