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愛する猫への愛情表現、あなたは何をしてますか?

不破雷蔵「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者
猫自身には分かってもらえなくても、この気持ち、自分の中だけに留めることは難しい

猫への愛は多様な形で具象化される

飼い猫があまりにも可愛らしく愛おしいためにしてしまう、まさに親ばか的な行為は、猫を飼っている人だけに与えられた特権。猫への気持ちが自身の心から満ちあふれてしまい、そのあふれ出た愛情が成した行為とも表現できる。それら「愛猫に対する愛情表現」には、どのようなものが挙げられ、実行されているだろうか。ペットラインが2014年3月に発表した「愛猫の健康と飼い主の愛情に関する調査(猫を飼育している人対象)」の結果から、その実情を探っていく。

猫を飼っている知人がいると、その知人から何度も飼い猫の写真を見せられる経験は、誰にもあるはず。また猫を飼う人がブログをはじめると、しばしばその愛猫が登場するようになる。中にはそればかりの場合も少なくない。見せられる側も決して悪い気分では無く、猫への慈しみを共有してしまうから、嬉しいものだ。

それらに代表される愛猫への愛情表現として、どのような行為をしているかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ 愛猫に対する愛情表現として行っていること
↑ 愛猫に対する愛情表現として行っていること

最高の回答率を示したのは「愛猫とのスキンシップ」。もっともこれは猫に限らず、多くのペットに対して行われるものであり、体質的に避けるべき場合で無ければ、どのような種類のペットでも多かれ少なかれやっている話。

次いで多い回答は「携帯に写真を大量保存」。昨今では従来型携帯電話より大容量・高解像度を有するスマートフォンの普及が進んでいるため、手持ちの携帯電話の愛猫ライブラリも充実する一方の人は多いはず。

上位2項目は飼い主の自己満足的なところが多いが、第3位には初めて猫自身に関係のある項目「感染症予防のため室内飼育に限定」が顔を見せる。いわゆる「家猫飼い」のタイプだが、これが案外多く1/3を超えている。そして第4位も猫自身が影響する「キャットフードはこだわり選択」。猫によってはキャットフードの好き嫌いが激しい場合もあり、その仕草が飼い主にとっては自分の愛情の反応のようにすら覚え、ついつい高品質で愛猫が好むものを選んでしまう。

女性の愛猫への想いは男性をはるかに超えて

これを回答者の性別に見ると、女性の方がはるかに高い回答率を示している。

↑ 愛猫に対する愛情表現として行っていること(男女別)
↑ 愛猫に対する愛情表現として行っていること(男女別)

以前の記事「9割の人のストレスを吹き飛ばす猫のかわいらしさ」で記した通り、「愛猫を見ると仕事や家庭のストレスが吹き飛ぶ」との問いでは、男性よりも女性の方が多くの同意者が確認できている。それだけ女性の方が全般的には愛猫に対し強いつながり、想いを抱いている。

↑ 「愛猫を見ると仕事や家庭のストレスが吹っ飛ぶ」同意派率
↑ 「愛猫を見ると仕事や家庭のストレスが吹っ飛ぶ」同意派率

猫自身がどのように思っているかまでは分からない。しかし女性の愛猫への想いは強く、それだけ気持ちが多種多様な方面に体現化されてしまう。特に「携帯電話に写真を大量保存」では男性の2倍以上の回答率を示しており、妙に納得が出来る。一方で「パートナーは猫に限る」も2倍超の値を示している点に関しては、男性諸氏には特に、色々と複雑な気分にならざるを得ないのは言うまでもない。

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「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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