【神戸市中央区】少人数向け花見の穴場! 幅のあるバリアフリー遊歩道「神戸臨港線 JR貨物 廃線跡」
昨日・今日で、桜の開花が一挙に進んで、どこも見頃ですが、週末とあって、有名なお花見場所は、凄い混雑です。
ベビーカーや車いすで、花見したいなぁ…。と思われている方に、おススメ出来る場所をご紹介したいと思います。
「神戸臨港線 貨物専用線」廃線跡を含む遊歩道
JR灘駅と阪神岩屋駅を貫く「灘駅前線 ミュージアムロード」から、赤丸を付けた場所から「神戸臨港線」に入れば、完全バリアフリーで桜を楽しむことができます。
「神戸臨港線 貨物専用線」廃線跡を含む遊歩道です。
その他の場所から、入ろうとすると、階段がありますのでご注意。
「神戸臨港線」に入れば、後は道なり。
この写真の撮影日は、2023年3月30日の11時頃。
等間隔にベンチが設置されているので、1~2人程度で、お花見を楽しむにはピッタリです。
そして、出現するのが、廃線跡。
臨港線
近代において、船舶は最も優れた大量輸送機関で、港で揚げされた貨物を内降へと連ぶには、鉄道が重要な役割を果たしていました。大規模な港では港湾施設の一部とも言える存在で、これが各地の港に敷設された「臨港鉄道」です。
1868(慶応3)年に開港した神戸港は、大型光船は沖泊まりで艀 (はしけ)による荷揚げが行われていました。1907年(明治40年)にようやく東海道本線に貨物駅として灘駅(現在の灘駅より東側にありました)
ができ、ここから分岐した小野浜駅で、貨物の取扱いを始めました。
その後、神戸港の整備が進み、1922年(大正11年)には川本の突堤が完成し、小野浜駅からそれぞれに引込線が延長され、その後神戸港駅(現神戸農災復興記念公園)と改称し、市民の交通手段にもなりました。
大正から昭和時代に最盛期を迎えましたが、時代は鉄道からトラック輸送へと移行し、神戸の近代化に大きく寄与した臨港線も、2003年(平成15年)にはすべて廃止されました。
市道・臨港線は鉄道の廃止後、鉄道竣工から100年の歴史を感じつつ、誰もが健康づくりを楽しみながら、歩くことができる桜並木として生まれかわりました。
平成21年10月 神戸市
アップにすると…。
臨港線が活躍していた頃(大正15年)の地図
そのまま、道なりに歩いて、山側を見ると春日野道商店街の看板。
阪神春日野道駅からは、地下道を通って、歩道橋を渡ると「神戸赤十字病院」に行けるようになっているんですね。
右(西)に行けば、三宮へ。左(東)へ行けば、HAT神戸。
ご紹介したコースは、「ウォーキング・ジョギングコース」としての案内板が掲げれている中のAコース1キロです。
その他、案内板には、2.3キロコース・3キロコースも紹介もされています。春を感じて歩いてみませんか?
JR貨物臨港線廃線跡散歩道
神戸市中央区脇浜町1丁目3