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【東近江市】宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」が、9月1日にオープン予定です

どうのるも地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

東近江市五個荘金堂地区は、今なお多くの近江商人屋敷が現存しており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている地域です。

伝統的な建築物は197棟にも及んでおり、そのうちの3軒(中江準五郎邸、外村繁邸、外村宇兵衛邸)が一般公開されています。

もっとも、宮荘町の藤井彦四郎邸とともに2022年8月21日まで「懐かしむ!昭和のうちわ展」の会場になっていた中江準五郎邸や外村繁邸とは異なり、外村宇兵衛邸は休館中となっています。

これは外村宇兵衛邸を宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」とするための改修工事が行われていたためです。

歴史と趣きの深い五個荘金堂地区ですが、伝統的な建造物の維持には配慮と費用がかかります。そして相続上の問題などもあり、貴重な建築物の空き家化が進んでいるのが実情です。

※画像提供:「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」PR事務局
※画像提供:「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」PR事務局

そこで東近江市と株式会社NOTEの出資によって「株式会社いろは」が設立されました。

外村宇兵衛邸を宿泊施設とすることで、その利用を通じて来訪者が地域の文化に触れ、新たな視点を獲得することが期待されています。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」という、近江商人の理念に基づく試みであるとともに、NIPPONIA事業としても「企業向けの宿泊型研修施設」は初となる試みであるそうです。

※画像提供:「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」PR事務局
※画像提供:「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」PR事務局

一般的な宿泊機能はもとより、蔵がシアタールームとなるよう再設計されていたり、大人数での研修会や勉強会が行いやすいよう田の字の間取りを備えられたりもしている、改修後の外村宇兵衛邸。オープン後にはウォークツアープログラムの展開も予定されています。

宿泊型研修施設「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」のオープン予定日は、2022年9月1日です。文化財の保存、地域資源の活用、そして市町の活性化が進むことが願われます。

【外村宇兵衛邸】

所在地

滋賀県東近江市五個荘金堂町645番地

開館日

現在休館中

開館時間

現在休館中

「NIPPONIA五個荘 近江商人の町」としてのオープン予定日は2022年9月1日

電話番号

080-7000-7068

(※受付対応は9時から20時まで)

地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

かつて「そこを制する者が天下を制する」といわれた近江国。聖徳太子ゆかりの地であり、数多くの太子伝説が今に残る東近江市。そして安土城や観音寺城など、戦国時代の城跡がある近江八幡市。そんな歴史深き故郷の文化や伝統、美味しい食べ物や飲み物、楽しいレジャーや賑やかなイベントなどなど……至らぬところばかりの若輩者ではございますが、皆様に諸々をお伝えする一助となれれば幸いにございます。

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