西条市福武にある市民の森は、ローラーすべり台、回転ネット、人工芝すべり台など冒険広場や展望台があり親子で楽しめる人気のスポットです。周辺には西条市考古歴史館もあり、歴史や自然を学ぶことができます。

先日ここを訪れた際に、駐車場で気になる看板を発見しました。

何度か訪れていましたが、今まで気づかなかった八堂山の登山口があったのです。

「頂上　ここから130ｍ　八堂山」

と書かれてあります。そこで、今回はその登山コースに挑戦してみることにしました。

登山道は市民の森の駐車場からスタートし、森の中を進んでいきます。整備された登山道は初心者でも安心して歩けるようになっています。緩やかな傾斜が続くため、お子さまでも楽しんで登ることができます。

自然の中を散策しながら頂上に到達すると山頂に到着すると、西条市の美しい景色が広がります。西条市街地や燧灘（ひうちなだ）、山々などが一望でき、爽快な気持ちになれます。この日は雲が多く見えにくい状況だったのですが、それでも遠くまで眺めることができました。次はお天気の良い時に訪れたいです。

また、山頂には「八堂山遺跡」に関する看板があります。

標高約197ｍの八堂山山頂には弥生時代に「高地性集落」が存在したとのこと。遺跡からは縦穴建物、円形倉庫を検出し、弥生土器や石器などが出土しています。ここで出土されたものの一部は西条市考古歴史館で展示されているそうです。

もうすぐ冬休み。おでかけする機会も多くなります。市民の森を訪れた際には、ぜひ八堂山の登山もチャレンジしてみてください。自然の美しさと歴史を満喫できる、おすすめのスポットです。