【長野市】長野市内のバス運転手不足が深刻。中心市街地ぐるりん号を始め、路線バスの減便が決まりました。
2月に入ってすぐに、驚きと残念なニュースが飛び込んできました。
長野駅を出発し、周辺の市街地を循環するバス「ぐるりん号」の大幅な減便をはじめ、廃止路線の代替バスについても、減便すると発表されました。
いずれも2024年4月1日からの実施となります。
長野市内のバスの運行については、1月に長電バスが一部路線の日曜運休を始めたばかりです。
特に中心市街地を循環する「ぐるりん号」は、4月より現在の約半分の便の運行となります。長野市民にとってはおなじみの便利な交通機関であり、観光客にとっても、わかりやすく便利な交通手段だったと思います。
私が行ったのは平日のお昼前でしたが、利用されるお客さんは多かったです。
ぐるりん号は33人乗りの小型のノンステップバスです。乗り降りがしやすく便利ですが、どうしても通常のバスより狭い為、減便により車内が混み合ってしまうのではないか・・・と心配になります。
ぐるりん号といえば、長野駅から善光大門周辺を約30分でぐるっと回るルートで、15分間隔で運行していた為、時間を気にすることなく利用できる、便利なバスです。運賃も一律(大人190円、小学生110円)なので、安心して乗車できました。
4月からは約半分の便となるので、15分間隔で運行していたものも倍の30分間隔となります。
日常的に利用していた方にとっては、とても不便になると思います。
今回のバスの減便等の見直しについては、長野市HPで詳細の確認ができます。(プレスリリース資料)
新型コロナウイルスの影響により、民間事業者の経営状況が厳しくなり、併せて運行する会社の運転手不足等により、減便等の見直しはやむを得ないと判断したようです。
運転手不足は、本当に深刻な事態となっています。
+++——————————————
4月1日より実施される、減便等の対象路線、変更内容は下記の通りです。(詳細を確認したい場合はこちら)※()内は運行会社
●中心市街地ぐるりん号(アルピコ交通・長電バス)減便 38便→15便
●篠ノ井新町線(アルピコ交通)平日減便及び土曜運休 14便→8便
●金井田線(アルピコ交通)平日減便 15便→7便
●大豆島保科温泉(アルピコ交通)平日減便 8便→26便
●犀北団地線(アルピコ交通)平日減便 18便→13便
●小市線(アルピコ交通)平日減便 8便→4便
●北屋島線(アルピコ交通)平日減便 35便→29便
新たな時刻表については、HP等で改めてお知らせするとのことなので、上記のバス路線を使われている方は、事前に確認しておくと安心ですね。
長野市は広いので、車がないと移動が難しいという方も多いと思います。車がない方は、バスは貴重な交通手段です。今後どのような対策があるのか気になるところですが、利用する側も一定の理解と協力が必要になりそうです。