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子供へのクリスマスプレゼントの予算、平均額は7961円

不破雷蔵「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者
クリスマスプレゼントの予算は…?(写真:イメージマート)

子供にとっては年に一度のビッグなプレゼントを得られる機会のクリスマスが間もなくやってくる。保護者はどれほどの予算を子供へのクリスマスプレゼントに対して組んでいるのだろうか。バンダイナムコが2022年11月に発表した調査「クリスマスプレゼントに関する調査」(※)の結果報告書から確認する。

次に示すのは保護者が子供に贈るクリスマスプレゼントの予算の平均金額。直近2022年では7961円となった。前年2021年の8876円と比べると915円の減額となる。

↑ クリスマスプレゼントの平均予算(円)
↑ クリスマスプレゼントの平均予算(円)

調査結果の限りでは2019年の9411円を天井に、毎年減少する傾向にある。他方、直近2022年の減少幅が大きいように見えるのは、2022年から平均金額の算出の際に外れ値を除外しているため、それが影響している可能性がある。

約8000円との金額は高いか安いか判断に迷うところもある。だが子供の立場では、クリスマスのすぐ後にはお年玉が期待できるお正月が待っていることから、あまり贅沢は言えないかもしれない。「もっと高いものが欲しい」と強く出て、お年玉とクリスマスプレゼントを一括化されてしまったり、お年玉を減額されてはやぶへびになるからだ。

今調査で子供が実際にもらうクリスマスプレゼントは「ゲームソフト」がトップについている。

↑ 子供が欲しい・もらうクリスマスプレゼント(2022年)
↑ 子供が欲しい・もらうクリスマスプレゼント(2022年)

仮に子供が1人の世帯だったとして、約8000円のゲームソフトとなると、それなりに子供の希望にかなうものを選択できるような気はする。

ただしゲームソフトではなく、ゲーム機本体は金額的に難しいだろう。ゲーム機本体は子供が欲しいクリスマスプレゼントのランキングでは、前年2021年では第2位(5.5%)と、ゲームソフト(16.3%)に続く上位についていたが、直近2022年では上位5位にすら入っていない(=回答値が4.3%未満)。元々望むゲーム機本体が無いまでの話かもしれないが、予算の実情を見透かし、ゲーム機本体は望まなかったのかもしれない。

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※クリスマスプレゼントに関する調査

2022年11月4日から6日にかけて、3~12歳の子供のいる男女(25~59歳)のうち、子供にクリスマスプレゼントを購入する予定があり、プレゼントの選定に関与する予定がある保護者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。子供の回答内容については保護者が子供と一緒に回答している。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

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(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。

「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガー 検証・解説者

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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