さわやかなイメージがある信州ですが、上田市では過酷な暑さが続きます。

「昔はここまで暑くなかった」と言う声も多く、冷房がない飲食店もまだ見かけます。熱中症対策がますます重要になっている中、上田市ではいち早く対応が進められています。

今回は暑さからの避難場所、クーリングシェルターについてご紹介します。

・クーリングシェルター（指定暑熱避難施設）とは

熱中症特別警戒アラートが発表されると、市民や旅行者など誰でも利用可能なクーリングシェルターが無料で開放されます。

熱中症対策として今年から始まった取り組み。対応に追われる自治体も多い中、上田市では整備が進んでいます。

・上田市の取り組み

「市内のクーリングシェルターは日々拡充しており、8/14時点で67施設・573人の受け入れが可能です」（上田市危機管理防災課）

詳しくは市のホームページなどで確認できます。お子さまのいる家庭では、事前に利用場所や利用方法について話し合っておくことをおすすめします。

・熱中症特別警戒アラートとは

暑さ指数（WBGT）が35以上となった場合、環境省が「熱中症特別警戒アラート」を発表します。これは、通常の「熱中症警戒アラート」よりも深刻で、広域的な危険が予想される際に発令されます。

上田市では、この情報を「上田市メール」や「上田市公式LINE」で配信しています。

・クーリングシェルターの目印

225人を受け入れ可能なイオンスタイル上田店をはじめ市内各地で整備が進むクーリングシェルター。 クーリングシェルターに指定された場所では店舗入口等に、告知ポスターが貼られています。

・そのほかの取り組み

また、上田市では、常時利用可能なクールシェアスポットの設置も進めています。これは冷房環境を共有することで省エネを目指す取り組みでもあります。

クールシェアスポットについても上田市ホームページなどで確認できます。利用上の注意点を確認した上でご利用ください。

・まとめ

「暑さ寒さも彼岸まで」とはいえ、お彼岸まであとひと月・・。まだまだ油断はできません。

上田市は、市民や旅行者の安全を第一に考え、熱中症対策を進めています。日頃の対策に加え、事前にクーリングシェルターの場所や利用方法を確認し、いざというときに備えておきましょう。

取材協力：上田市　危機管理防災課、環境政策課、健康推進課

お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。