Yahoo!ニュース

【大阪市阿倍野区】ハイクオリティなスパイスカレーが食べられる「磁力辛香」が西田辺にオープンしました。

noi地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

2024年3月22日(金)、スパイスカレーのお店 磁力辛香がオープンしました。場所は、西田辺駅から徒歩10分、姫松駅から徒歩5分ほどです。

磁力辛香は、和カレーのお店「北浜 丁子」で間借り営業をしていた「MGN Curry」が、実店舗としてオープンしたお店です。グレーの屋根に「磁」という文字のネオン看板がついた建物で、昼はスパイスカレー、夜はウイスキーを中心とするお酒に合わせたスパイス料理、カレーなどを提供しています。

お店の看板の下にカレーのメニューが貼られていました。この日のメニューは「牛すじ肉の花椒カレー」と「ライムリーフ香るシュリンプマサラ」で、どちらか1種を選びます。選んだカレーに、コランブ(南インド料理で食べられる汁状のカレー)、副菜が付いています。追加料金であいがけにしたりトッピングの注文も可能です。(5月上旬に伺いました。)

カウンター数席の小さめのお店です。カウンターから調理している様子を見ることができます。お店の方は女性で、明るい雰囲気で話やすい方でした。

筆者が選んだカレーはシュリンプマサラで、画像右の海老が入ったカレーです。写真右上が、ロビア豆とほうれん草のアサリ出汁コランブです。副菜はクスンブリサラダ、パパド(塩味のスナック)、ホタルイカと青唐辛子のウールガイ、四川風茄子のアチャールです。スパイス玉子をトッピングしました。

カレーはどちらもスープのようにさらさらとしていて、しっかりと辛さがあります。シュリンプマサラは、大きな海老が入っていて、海老の風味、ハーブの酸味とスパイスが混ざり合った少し複雑な味ですが、スパイスカレー初心者や女性でもとっつきやすい味だと感じました。

コランブは、「スパイスはあまり入っていない」とお店の方が仰っていたとおり、「カレーといえばこんな味」といったシンプルな味でした。ロビア豆という香ばしくて小さな豆が入っています。油っぽさや塩辛さは感じにくいカレーだったため、腹部の膨満感も感じず、最後までもりもり食べきることができました。

副菜の四川風麻婆茄子は、ピリ辛でオイリーな感じもあり、中華風味です。ホタルイカは甘みと酸味があって少し和風の味でした。トッピングのスパイス玉子も薄めの味で美味しかったです。

カレーも副菜もとても美味しかっただとお店の方にお伝えしたところ、「肉などを煮込んだ油は臭みや油っぽさを消すため一度捨てている」「肉や具材も食感をよくするために別々に煮込んでいたりする」といったことをお話ししてくださりました。

筆者はスパイスカレー好きで色々と食べていた時期があるのですが、こちらのカレーはスパイスの変わった風味や斬新な味を楽しむカレーというよりは、ロビア豆や海老の食感、茄子やホタルイカなど素材の美味しさが引き立った丁寧なカレープレートという印象を受けました。

野菜や海鮮などの素材の味がしっかり前に出ている料理が好きな筆者にもう一度食べたくなるようなカレーが阿倍野区にできたことを嬉しく思います。

阿倍野区に魅力的な美味しいスパイスカレーのお店がオープンしました。足を運んでみてはいかがでしょうか。

●磁力辛香●

〒545-0036 大阪府大阪市阿倍野区万代1丁目6-3

地域ニュースサイト号外NETライター(大阪市)

大阪で生まれ育って、2024年1月から地域ニュースサイト号外NETの大阪市阿倍野区・天王寺区の担当をしています。阿倍野区・天王寺区のたくさんの魅力を皆さんに知ってもらえるよう、発信していきたいと思います。

noiの最近の記事