熱帯低気圧 22日(月)にかけて本州の南へ?
【17日 熱帯低気圧が発生する見込み】
16日(火)北海道から雪の便りが届きましたが(大雪山系旭岳で初冠雪。平年より9日早い)、日本の南海上はまだ夏。17日(水)にかけてフィリピンの東海上で熱帯低気圧が発生する見込みです。今後の進路が大きく分かれています。
【気象庁と海外予報の違い】
気象庁の予想は沖縄の東を通り、来週21日(日)頃に本州の南、22日(月)頃に日本の東へ進むコースが主となっています。
一方、海外の予報ではフィリピン付近まで西へ進み、その後沖縄をぐるっと囲んで北上する予想が出ています。(※16日(火)時点の予想)
【なぜ予報がずれているの?】
今週末には高気圧が左右2つに分かれる予想です。
西側の高気圧がどこまで張り出してくるかで熱帯低気圧の進路が変わってきそうです。
【世界一の海水温】
沖縄付近の海水温の分布です。沖縄付近の海水温は30℃を超えています。
フィリピン付近はインドネシア付近と同様に、海水温が世界で最も高い海域のひとつですが、そのフィリピン付近と沖縄付近の海水温が同じような温度になっています。
熱帯低気圧は高海水温域を通ってくる為、発達する可能性があります。
来週23日(火)は秋分の日(祝日)ですが、南の海上からはまだ夏の熱帯の空気が押し寄せてきそうです。今後の熱帯低気圧の情報に注意が必要です。