【京都市伏見区】78年続く和菓子店の新商品「千寿せんべいアイスクリーム抹茶」が絶対美味いやつ!
「千寿せんべい」で知られる「京菓子處鼓月」が2024年3月1日から発売している新商品が話題を呼んでいます。3月25日、差し入れの「千寿せんべいアイスクリーム抹茶」を食べる機会がありました。
「千寿せんべい」と言えば、ザクっとした独特の食感がするナミナミ型のお菓子で、「プレミアム千寿せんべい」を筆者も何度もお土産にいただいて食べてきましたが、少し硬めの煎餅をバリっとかじると中から出てくるクリームシュガーと絡まってめちゃ美味のお菓子です。
同社広報の鳥飼優介さんから、このナミナミ型の菓子開発秘話を聞くことができました。実は、和菓子のメッカでもある京都で、これまでの和菓子にない新商品の開発をしようと必死だった1963年(昭和38年)に開発担当者がドイツ製の菓子開発機を発注したところ、誤って届けられたのは焼肉機だったのだそう。
和菓子にミルクやバターを使うというこれまでにない試みを成功させてきた創業者の故中西美世さんが、京都人お得意の「もったいない」を実践して、焼肉機で生地を焼いてみると、強度もあるがサクサク感もある新しい菓子ができたといいます。それ以来、「千寿せんべい」は京都を代表する銘菓の一つとなりました。
今回発売された「千寿せんべいアイスクリーム抹茶」は、累計 25 万個以上を販売する「千寿せんべいアイスクリーム」の新フレーバーとして誕生し、訪日外国人の抹茶味を要望する声から誕生。京都府和束町の中井製茶場の有機抹茶を贅沢に使用した逸品です。食べてみると、「ほろ苦くコクのある濃厚なやわらか抹茶アイスクリームがこんなにもナミナミ型の千寿せんべいに合うのか」と衝撃の美味さでした。
さらに「鼓月」では、日本デフ陸上競技協会とサポートサプライヤー契約を締結し、この4月1日から東京デフリンピックを目指す陸上日本代表をエネルギー補給羊羹「anpower」を提供し、栄養面のサポートをします。和菓子の価値を高めることにも貢献したいとしています。
この季節限定のまろやかな塩味の桜葉パウダーを合わせた桜クリームを軽やかな口あたりのヴァッフェルにはさんだ、ひとくちサイズの「姫千寿せんべい さくら」なども人気です。
京都へ来られた際はぜひ手土産にどうぞ!
京菓子處鼓月(外部リンク)京都市伏見区横大路下三栖東ノ口11-1 0120-122-262
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