【さいたま市岩槻区】冥福を祈りお別れを。「人形供養祭」を岩槻城址公園内人形塚前で11月3日(祝)開催
全国の人形愛好家の方々の、捨てるにしのびないという優しい気持ちに応えようと毎年開催されている、人形のまち岩槻「人形供養祭」が11月3日(祝)、岩槻城址公園内人形塚前で行われます。
毎年11月3日(祝)に開催され、今年で60年目と黒門前に並べられた、捨てるに偲びない大切なお人形たちなるお人形の産地岩槻の恒例行事となっています。
昨年の開催時の様子は、「岩槻人形組合」公式YouTubeチャンネルでも公開されています。
ぜひご覧になってみてください。
供養できるものは、ひな人形(道具類を含む)・五月人形(鎧、兜を含む)などの日本人形のほか、こけし、西洋人形、ぬいぐるみなどです。
ガラスケース、スチール製の段、陶器製の人形などは受付不可となっています。ご留意ください。
また、供養品の当日のお持ち込みの受付時間は10時~14時、供養料は1軒あたり3,000円より、供養式典は11時~12時となっています。
なお、当日のお持ち込みのほか、年間を通して発送での事前受付も行っているそうです。詳細は岩槻人形協同組合公式ホームページにてご確認ください。
人形塚の脇にある説明板「人形塚について」によれば、人形塚の男雛、女雛が仲むつまじく寄り添ったは「人」を形象し、世界の平和と郷土岩槻の限りなき発展を願っているそうです。
また、岩槻の人形作りの起源とされている江戸時代のはじめ、日光東照宮造営の頃(1630年)より、その後幾とせ、人形作りに心血を注ぎ、いそしめた先輩父祖の霊を慰め、また多くの人形師が心をこめて作り上げかつ人々に愛された人形達の冥福を祈り、人形塚は作られたということが記されていました。
ご自身やお子さんの幼少期の想い出のぬいぐるみや故人が大切に保管していたお人形など、ゴミとして捨てるには忍びないけれど、しまい込んだままにしているのも気が引けてしまうというお人形をお持ちの方は少なくないと思います。
大切にしてきたお人形に感謝の気持ちを込めてお別れしたいという方は、「人形供養祭」への参加をご検討ください。
■岩槻城址公園内人形塚
〒339-0052 埼玉県さいたま市岩槻区太田3丁目4