【千葉市】菊花展で立派な菊をお披露目!秋、一年の集大成である満開の菊をしっかり鑑賞してきました
はじめまして、ぶんぽんです。地域で再発見した面白い情報を、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
花の美術館の前庭で千葉秋芳会の菊花会展が10月30日(水)~11月10日(日)まで開催されていました。秋は菊の季節ですね。私は晴れた青空に生命力豊かに力強く咲く菊も好きですが、秋の曇り空の湿気のこもった空気の中しっとりと咲く菊も好きです。そんな時はとても幻想的な風景に映ります。
この日は秋らしい冷たい空気の中、快晴に近いお天気でした。太陽の日差しをいっぱいに受けながら、一年間、手塩にかけて育てられた菊たちは嬉々として咲き誇ります。秋芳会に入られて約10年のHさんは、「審査会から4日目になると審査会では賞をとれなかった菊も、今日は見事に咲くのですよ。その日に一番の花を咲かせるかどうか、賞を取るかどうかは運が大切です」と、お話してくださいました。まさに生きている植物との二人三脚、そこがまた面白さなのだとお気持ちが伝わってきます。
菊の花の見方も教えてもらいました。実は私は菊に関して全くの素人で、菊が大切に育てられていることも、見ごたえのある立派な大きな花ということも分かるのですが、実際、審査となるとどこを評価されるのかが分からなかったのです。
まず花を見て6割、その後葉や立ち姿の様子を見て4割の成績がつくそうです。今年の夏は暑さのため、今までで一番難しかったそう。いつもの半分の菊しかできなかったそうです。今年育った菊は、大変貴重なものなのですね。
福助づくりといって45センチの高さに合わせて育てる菊もありました。その背になるようにうまく薬を使うそうです。育てる難しさもまた、奥が深く面白いです。45センチから少し伸びすぎてしまうと65センチの高さのジャンボ福助として育てます。両方見せていただきました。
天皇家の家紋でもある16枚の花びらのある菊。上から撮っても立派でかわいらしい姿です。菊は大振りですが派手すぎず、本当に日本らしい美しい花だなと改めて思いました。
見るだけでも菊のファンの方は沢山いらっしゃいます。「昨年の立派に育てていた○○さんの菊はどれですか」など質問されるほど、その方の育て方が菊の花にも伝わる面白いものなのですね。毎年また見たいと思わせてくれる、今年はどうかと思わせてくれる、なんだかかわいいペットのお披露目会みたいだなと思いました。
秋芳会会長をされている嶋田さんはこの会で活躍されてもう45年のベテランです。新築祝いにいただいたときに菊に初めて出会い、育てる魅力の虜になったそうです。菊を育てる楽しみから、健康も手に入れ、平坦な日常が育てる楽しみで色づき始めます。そんな楽しみを定年退職する前からでも大丈夫なので、ご一緒に始めてみませんかとお話してくださいました。
楽しい仲間と菊を育てて、集大成の菊を一緒にめでる。充実した毎日が浮かびます。
5月の最終日曜日は一般の市民の方対象に『菊づくり講習会』も行います。千葉の市政だよりにも掲載しますが、嶋田さんに直接のお問い合わせも大歓迎です。
また、5月まで待ちきれないという方は嶋田さんにお電話してみてください。会員になるとその近所の菊づくりの先輩をご紹介いただけるそうです。その方に教わりながら安心して菊づくりに専念できますね。ぜひこの機会にご一緒に始めてみませんか?
~稲毛海浜公園での秋~
心地よい季節になりました。稲毛海浜公園には他にも秋がたくさんあります。公園内に落ちるたくさんのドングリの実やススキの穂、穏やかに小川も流れています。秋の中に浮かぶ広い空と薄く広がる雲がとても気持ちが良いです。サンセットを見に、海岸にもすぐ出られるのが魅力です。
ぜひ小さな秋を見つけに、稲毛海浜公園に行ってみてはいかがですか?
2024年度菊花展【11月10日(日)で終了】
場所:花の美術館(臨時休業中)前庭にて
千葉市美浜区高浜7丁目2-4
内容:菊花展示、菊の鉢、苗の販売
問合せ:千葉秋芳会・嶋田さん(tel:090-5533-6207 fax:047-472-7952)
施設情報:稲毛海浜公園