実用試験中の新艦対空誘導弾は2024年に海上自衛隊で装備化予定 ※追記:2023年に装備化済みと判明
海上自衛隊の護衛艦向けに開発中の「新艦対空誘導弾」は令和5年(2023年)に実用試験に入り、来年の令和6年(2024年)に装備化予定です。
「新艦対空誘導弾」は陸上自衛隊の「03式中距離地対空誘導弾(改)」と海上自衛隊の「07式垂直発射魚雷投射ロケット」のブースターを組み合わせて長射程化を図った艦対空ミサイルになります。またレドームは変更され、データリンク装置が追加されます。
新艦対空誘導弾のミサイル誘導方式は03式中距離地対空誘導弾(改)と同じく、火器管制レーダーによる中間指令誘導とミサイル自身に装着されたアクティブレーダーシーカーによる終末誘導という組み合わせになります。
予定通りならば新艦対空誘導弾はおそらく「24式艦対空誘導弾」と命名されることになるでしょう。
※2024年8月30日追記:正式名称は「23式艦対空誘導弾」となっていました。令和5年(2023年)のうちに実用試験と部隊使用承認を済ませていたようです。