ちょっとした手土産を用意する機会があり、どこにしようか悩んでいました。自分の好きなお菓子屋さんはあるけど、毎回同じお店になってしまっていたので、いろいろ考えていたのですが、以前友人に教えてもらったお店が近くにあるのを思い出し、行ってみることに。

「南屋製菓店」という、長野市三輪田町にある老舗です。公式HPを見てみると、信州長野でおやきを作り始め、なんと80年。おやきと餅生菓子のお店とのこと。こんなに長くお店を続けられるのは、やはり地元に愛されているからなんだろうなと思います。

少し距離はありますが、善光寺からも歩いて行ける場所です。

お店があるのは、長野市三輪田町、善光寺方面から向かう場合は国道406号線の「三輪田町西」の信号を左折、少し狭い道を進むと左手に見えてきます。周辺には同じように昔から営業しているお店がたくさんあり、風情溢れる雰囲気です。

車で行く場合は、お店の隣にある駐車場の1・2・5番に駐車できます。「南屋」と書いてあるのでわかりやすかったです。お店の前の道は狭いので、路上駐車は迷惑になりますので、少しの時間でも必ず駐車場に停めましょう。

緑色ののれんが目印です。決して大きなお店ではありませんが、私が行ったときは地元の常連さんのような方が何人か来店していました。ほのぼのとしたとてもいい雰囲気です。

日曜日のお昼すぎに行ったので、既に売り切れのものもありましたが、おやきとお団子、わらび餅やどら焼きなどがありました。

おやきは野沢菜やキャベツなど、おなじみのメニューがズラリ。お団子も美味しそうです。

今回はおやきを数種類差し入れとして購入しました。自分用には「野沢菜のかぶ」のおやきにしました。野沢菜の・・・かぶ？　と不思議思いお店の方に聞くと、冬の時期にしか販売していない、野沢菜の茎の部分とのこと。個人的に野沢菜の漬物は茎の方が好きなのですが、おやきの具の野沢菜は葉っぱがメインという印象が強かったので、茎だとどんな感じなんだろう？　と気になり購入してみました。

茎は硬いというイメージでしたが、しっかり煮込まれていたのでやわらかく、独特の風味が新鮮で美味しかったです。蒸しタイプのおやきで、ふんわり柔らかくさっぱりしているので、おやつとしても、食事としても楽しめると思います。お団子もいただきましたが、素材の味がしっかり楽しめて、これもまた丁寧に作られているのがよくわかる味でした。

おやき王国の長野では、様々なおやきがありますが、これまで食べたおやきとは一味違う、おいしいおやきでした。

お土産や、県外にお住いの方への贈り物にもおすすめです！

南屋製菓店

• 長野市三輪田町1346
• 026-232-7218
• 営業時間：7：00～17：00
• 定休日：月曜日
• 駐車場：あり（店舗横3台）
• 公式HP