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【京都市東山区】京の年越しの風物詩『をけら参り』〜八坂神社〜

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

毎年、京の年越しの風物詩として12月31日の午後7時半頃から元旦の早朝5時頃まで執り行われるのが「をけら詣り」になります。

2021年12月31日(金)は 大祓式15:00~、除夜祭19:00~が行われます。「をけら詣り」の風習は京都ならではのものであり、伝統的な京の大晦日の楽しみです。

私たちは、小さいころから「八坂さん」で火をもらい、その火をぐるぐると宙に円を描きながら火をたやさないように家に持って帰らせてもらって、その火でお正月の雑煮を作っていただくという風習があります。願い事を書いた「をけら木」を「をけら灯籠」の火にくべ、吉兆縄と呼ばれる縄に火を移し、くるくる回しながら、家路につく姿は京の年越しの特徴の一つでした。

八坂神社の神火を持ち帰ることができるのは、除夜祭の後から元日の未明の間だけです。その火で雑煮を煮て食すと、一年を無病息災に過ごせると信じています。

八坂神社では、12月31日午後7時半頃からをけら詣り、
1月1日に白朮祭(をけらさい)を、
1月3日に初能奉納(金剛・観世流隔年奉仕)、かるた始め式を行っております。
初詣の際に是非ご覧ください。(HPより)

京都は大晦日は雪が降るそうですね。私は、カウントダウンのイベントを、京都を代表する一人であるDJ SANCONさんと一緒に、大阪のアロフト堂島ホテルで行い、仕事納めとなります。

2021年仕事納め、そして2022年仕事始めを終えてから八坂さんに向かいます〜『をけら参り』に間に合いますように♪

コロナ禍の中、をけら参りからお初詣まで、京都のお正月を暖かくして、是非お楽しみくださいませ。今年一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください〜♪

八坂神社
京都府京都市東山区祇園町北側
075-561-6155

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。ジャーナリスト、写真映像家、イベントプロデューサー、特殊ツアーガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深める毎日。

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