【さくら市】今宮神社~美しい新緑の杜に包まれた御社を訪れて~喜連川のポピー畑の様子もお伝えします!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/top_1685017940681.jpeg?exp=10800)
梅雨入りを目前にして、関東ではここ数日気持ちの良い天気が続いていますね。
今回は、そんな晴天がよく似合うポピーに彩られた栃木県さくら市の魅力と、新緑に包まれた今宮神社についてご紹介します。
![さくら市喜連川のポピー畑](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685015264116.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
目次
序章 さくら市について
第一章 今宮神社について
-今宮神社
-十二支社
-御朱印について
第二章 喜連川ポピー畑
終章
序章:さくら市について
![氏家ゆうゆうパークの夜桜](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685015308243.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今回訪れたさくら市は、栃木県中部に位置する自然豊かな美しい場所です。1級河川の鬼怒川や荒川が流れ、初夏には鮎釣りも楽しめます。
さくら市はその名前の由来にもなっているように、数多くの桜の名所があり、春には地元の方や県内外からの観光客で賑わいます。
私も今年4月にさくら市の「氏家ゆうゆうパーク桜まつり」を訪れました。
「氏家ゆうゆうパーク」は鬼怒川河川敷に作られた公園で、桜の名所の一つです。
春には約1500mの桜堤に465本のソメイヨシノが咲き誇り、全身で春を感じることができます。
特に期間中に行われるライトアップは幻想的でとても美しく、夜桜を眺めながら、家族や友人と過ごす時間は特別なものでしょう。
![氏家ゆうゆうパークの夜桜](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685015597036.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
さくら市では、桜だけではなく、ポピーやアジサイなど、季節ごとの花を楽しむことができます。
今回お伝えする今宮神社もその一つ。
季節の花々、特にこれからの時期に咲くアジサイとその花手水はとても美しいです。
アジサイにはまだ少し早いですが、鮮やかな新緑に包まれた今宮神社の様子をお伝えします。
第一章:今宮神社について
今宮神社
![今宮神社 鳥居前にて](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685016244453.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今回、私が今宮神社を参拝したのは偶然でした。
この日は喜連川のポピー畑を観るためにさくら市を訪問。その帰りに、アジサイの時期に参拝したいと思っていた今宮神社が近くにあることを知り、少し立ち寄ってみることに。
![「神様の杜」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685017960266.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
境内に入ってまず感じたは、緑の濃さです。
森がそこに在る、というよりは、濃く深い緑の中へ、まるで別世界へ吸い込まれていくような不思議な感覚があります。
![狛犬](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685018234766.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ここで余談ですが、私が神社仏閣を訪れ続ける理由の一つとして、狛犬との出会いがあります。
私たちが神社を訪れると、まず門で出迎えてくれる狛犬たち。
神社は神様のお住まいですから、かれらは門番であり、魔除けの意味もあるのでしょう。
気にして見てみると、それぞれ表情や体格も全く異なることが分かり、とても興味深いです。
今宮神社でも、個性的な狛犬たちが出迎えてくれました。
![大きな狛犬の足下で毬で遊ぶ小さな狛犬](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685018257466.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![こちらは小さな狛犬が押さえつけられている](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685018332465.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![足下でジタバタしているようで可愛らしい](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685017544616.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
さて、そのまま進んでいくと楼門、そして拝殿、本殿と続きます。
![緑に包まれた楼門を見上げて 右手には大きなイチョウの木が見える](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685018511837.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![6月中旬~(予定)アジサイの花手水が楽しみ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685018664039.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![参道からの拝殿 左手に社務所 右手に境内神社](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685019304364.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![拝殿](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685019347297.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![本殿へと続く](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685019368906.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今宮神社は、後冷泉天皇の御代康平三(1060)年に、勝山城主氏家公頼公の肝煎りによって創建された神社です。始祖である宇都宮宗円が、かつて戦勝祈願をした勝山の地に城を築いた後、素戔嗚命を主祭神とし、己が産土神たる豊城入彦命を合わせ祀り、万民の幸福を願って神社が創建されました。そして、西安二(1200)年に勝山城主氏家公宗によって氏家二十四郷総鎮守としてこの地に遷宮されました。
今宮神社は平安時代創建の神社で、さくら市総鎮守。
須佐之男命(すさのおのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)を御祭神とし、縁結び、安産などのご利益があると言われています。
本殿や楼門をはじめ多くの指定文化財があり、境内をゆっくりと散策しながら観ることもおススメです。
また、樹齢700年といわれる大公孫樹(おおいちょう)は、樹高25.3mという大きなイチョウの木で、「さくら市指定天然記念物」「栃木県指定名木百選」にも指定され、厳かで圧倒的な存在感があります。
毎年秋には「大公孫樹祭」が行われ、黄色に染まった大公孫樹のライトアップされた幻想的な姿を見ることができるようです。
![大公孫樹](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685020098904.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
新緑に包まれた境内を散策しながら、ゆったりと流れる時間を感じてみてはいかがでしょうか。
十二支社
![十二支社](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685020637616.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今宮神社の境内神社として、栃木県で唯一、十二支を祀る神社「十二支社」があります。
方位除けの神様として、未来へと繫がる道に潜む厄を祓ってくれるそうです。
![十二支社](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685022012882.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
『願かけ割符』
1. 自分の干支の像をなでながら「祓え給い清め給い」と、3度唱えます。
2. 願い事を込めながら、お守りを中心で割ります。
3. 2礼2拍手1礼で、神様にお参りした後、割り符の片方をここに掛けてください。
このように十二支社へのお参りの仕方があり、境内にはきちんと説明も書かれているので、お立ち寄りの際はお願い事をしてみてはいかがでしょう。
![筆者は巳年なのでアップの写真を一枚 なでながらお願い事を](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685022020356.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
御朱印について
「今宮神社」「十二支社」の御朱印は、通年受けることができます。
季節限定の特別御朱印もあり、一つ一つ丁寧に描かれた御朱印はとても美しいです。
6月1日からは6月限定特別御朱印「紫陽花御朱印」(紫陽花手水舎期間終了まで限定)を受けることができるようです。
詳細は公式ホームページなどをご確認ください。
第二章:喜連川ポピー畑
![春陽に輝くポピー](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685023336994.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
冒頭でもお伝えしましたが、さくら市には桜など花の名所が多く存在します。
今回は、喜連川ポピー畑へ。
1.5ヘクタールの荒川河川敷を利用したポピー畑は、5月上旬~6月中旬にシャーレーポピーなど約300万本が咲き誇ります。喜連川丘陵に囲まれた里山の風景と北に男体山、高原山、那須連山を望むことも出来ます。また、ここでは花摘みもお楽しみいただけます。花摘みは、100円以上の募金で10本程度を持ち帰ることができます。
ポピーがたくさん咲いているところはこれまで見たことがなく、訪れるのをとても楽しみしていました。
![どこまでも続くポピー畑 最盛期は見渡す限り真っ赤になるそう 中にはピンクやオレンジ、白い花もある](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685023697349.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
真っ赤な花がゆらゆらと風に揺れてとても綺麗です。
ここでは100円以上の募金で摘み取り体験も可能で(10本程度まで)、 ハサミも貸し出してくれます。
ちなみにスタッフの方によると、摘み取りのコツは咲いている花ではなく蕾を持ち帰ること。
私も心ばかりの募金をして、2つの蕾が付いたポピーを一輪いただきました。
暖かな春の陽気の中、風に揺れるポピーを眺めながら、地域の皆で談笑したりハーモニカを吹いたり。
心が和む、とてもすてきな場所だと感じました。
![自宅で開花したポピー](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mellia/article/00473498/internal_1685023864258.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
いただいたポピーですが、後日、こんなにきれいに咲いてくれました。
自宅でも楽しめるなんて、ありがたいですね。
2023年は5月13日から6月10日までポピー畑が開園されています。
終章
さて、今回は今宮神社とさくら市の魅力についてお伝えしました。
現在私は栃木県で生活をしていますが、元々栃木の出身ではないので、新しい魅力に出会えるとワクワクします。
さくら市の見どころは花たちだけではありません。
さくら市の喜連川温泉は、「日本三大美肌の湯」として訪れる人々を癒しています。
硫黄・塩分・鉄分を多く含む弱アルカリ性の泉質は、国内でも有数といわれる優良なものだそうです。
栃木県と言えば、日光や那須、宇都宮などのイメージが強いように思いますが、他にもたくさんの魅力があるのだと改めて感じます。
最後になりますが、今宮神社では、月替わりで3つの「コトノハ」を境内に掲示しています。
中でも私は、5月のコトノハで『合縁奇縁(あいえんきえん)』という言葉が好きです。
不思議なめぐり合わせの縁。人と人とが互いに気心の合う合わないがあるが、それもまた縁。
神社やお寺とのめぐり合わせ、それもまた縁なのかもしれません。
今回のようにポピー畑が目的で訪れたさくら市で、思いがけず今宮神社とのご縁をいただきました。
アジサイ、紅葉の時期と、これからも度々今宮神社を訪れるつもりですし、また近いうちに改めてご紹介できればと思います。
この記事を執筆したことも、読んでいただいたこともなにかのご縁。
合う合わないはあるかもしれませんが、良いご縁となれば幸いです。
【基本情報】
今宮神社
住所:栃木県さくら市馬場43
アクセス:
*お車でお越しの場合
東北自動車道「宇都宮IC」「上河内スマートIC」より約10分
*電車でお越しの場合
JR宇都宮線「氏家駅」から徒歩約15分
駐車場:有
祈祷受付時間:9:00‐16:00
今宮神社公式ホームページ
今宮神社Twitter
今宮神社Instagram
今宮神社Facebook
【参考資料】
今宮神社公式ホームページ 記事内にて一部引用
さくら市公式ホームページ 記事内にて一部引用
栃木県さくら市観光ナビ ちょうどいい さくら市 記事内にて一部引用
今宮神社境内 十二支社 「願かけ割符」説明書き 記事内にて引用
今宮神社社報「いまみや」第21号