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【浜松市】北区・みかん、ゾウ、牛。天浜線駅前にある謎の造形物へ行ってみた

麻生のりこ旅ライター・地域情報発信ライター(浜松市)

外出先で変わった形の建造物があると気になりませんか? 私は気になります。ということで、浜松市郊外を走っている天竜浜名湖鉄道(天浜線)の3つの駅へ。

変わった形のモノ(建造物)を見ることができるのは、浜松市北区三ヶ日(みっかび)町内にある複数の駅の中でわずか4駅。

今回行かなかった1駅は自宅から遠いため、日を改めることにしました。スタートは細江町方面からです。

まず1駅目は、三ヶ日町に入ると2つ目の駅となる「東都筑」駅。1つ東側の「浜名湖佐久米」駅もターゲットですが、通り過ぎてしまったためここは最後に。

目指すモノは…ありましたありました。これです、これこれ。形といい色といい、どう見ても、みかん!

よく見ると入り口らしきものが2ヶ所と明かり取りの小窓があります。さて、この建造物の正体は!?

…と前振りが長くなりましたが、答えはトイレ。道路からも目を惹く大きさで、駅東側に設置されていました。

そう、今回気になった建造物はすべてトイレなんです。

次に向かったのは三ヶ日町に入ってから3つ目の「都筑」駅。駅舎内に手作りパン屋さん『メイポップ』が入っています。

この駅前のどこに目指すモノが…。

探していたモノは、駅舎東側にありました。東都築駅はみかんでしたが、都築駅のトイレはゾウ!

こちらは間取りの都合なのか入り口が1つです。

ん? このゾウの鼻ってもしかして…。
と、正面へ回り込むと──。

滑り台は現在、使用できません
滑り台は現在、使用できません

なんと滑り台!

ただし現在では使用不可能で、ゾウの鼻先にチェーンが掛けられていました。

少し離れた場所から見ると、お尻部分についていた階段が取り外されている様子が分かりました。

滑り台が使用可能だった頃には、お花見をしながら滑り台を楽しんだ方がいるかもしれませんね。

最後は「浜名湖佐久米」駅へ。

駅舎内には、店内から駅ホームの様子を見ることができる軽食喫茶店『かとれあ』が入っています。

ここで探していたモノは、そう、これ、この牛! 駅舎西側に、どど~ん!と存在感あふれる牛の姿が!

こちらも間取りの都合なのか入り口は1つでした。尻尾が立体的に造られているのが個人的に好印象。

そうそう。牛のトイレの前には、うなぎと牛とみかんのオブジェがありました。

この3つの共通点は三ヶ日町というか浜名湖周辺名物。浜名湖名物のうなぎと三ヶ日牛&三ヶ日みかん。

ということは、東都築駅(みかん)と浜名湖佐久米駅(牛)のトイレは、それぞれ町の名物を模ったもの? でもゾウは名物ではないよね?

実は三ヶ日町の山中には「象鳴き坂」と呼ばれる急坂があるんです。

名前の由来は、江戸幕府へ献上されるためにベトナムからやって来たメスのゾウが、この坂のあまりにも急なことから悲鳴を上げたことによるそう。

私は体力に全っ然自身がないので象鳴き坂へは行けませんが、興味のある方は行ってみてくださいね。

その際には天浜線沿線のトイレ探訪も忘れずに。

公式サイト:天竜浜名湖鉄道の公式サイト(外部サイト)

新所原~天竜二俣の区間で乗り降り自由な「みかんきっぷ」(1,430円)を使うと、観光しながらトイレ探訪が楽しめるかも!?

旅ライター・地域情報発信ライター(浜松市)

日本史ミーハーな旅ライター。トラベルメディアでは国内の観光スポットなどをめぐり、取材記事を執筆しています。旅先で好きなこと⇒マンホールの蓋探し・西洋館探訪・神社仏閣参拝・城めぐり(18/100) / 2017大河ドラマ直虎まだまだ応援中。ここでは静岡県浜松市へ出掛けたくなる情報を発信します。

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